ブラッスリー ポール・ボキューズ銀座(フランス料理)


ブラッスリー ポール・ボキューズ銀座 ◆場 所(中央区銀座2−2−14 マロニエゲート10F)
銀座一丁目駅も近いですが、銀座4丁目交差点からの行き方を説明します。交差点角の和光から銀座中央通りを京橋方向に真っ直ぐ進みます。銀座シャネルビルを左に曲がり、マロニエ通りを200mほど進むとプランタン銀座があり、モード館の隣がマロニエゲートのビルです。ビルに入りエレベーターで10階に上がるとレストランがあります。銀座4丁目交差点から徒歩5分位です。
地図はこちらです。


◆最寄り駅
地下鉄 銀座線・丸ノ内線・日比谷線 銀座駅
地下鉄 有楽町線 銀座一丁目駅

◆電 話
03−5159−0321(FAX 03−3562−1210)

◆営業時間
11:30〜14:30(L.O.)/17:30〜21:00(L.O.)
  不定休

◆雰囲気
フランス・リヨンで長年ミシュラン三ツ星をレストランを維持し、レジオン・ド・ヌール勲章を授与されたポール・ボキューズ氏がひらまつと提携して開いたブラッスリーです。レストランは読売新聞社関連の商業ビル、マロニエゲートの10Fにあります。10Fは外国料理のフロアの位置づけとなっていて、イタリアン、タイなどのレストランもあります。

エレベータで10Fに上がってレストランに向かうと、入口にレセプションがあり、予約リストをチェックしてくれます。奥に進むとボキューズ氏と平松氏の大きな白黒写真があり、左手にオープンキッチン、右手にワインセラーがあります。そこを過ぎるとダイニングルームが左右に広がります。ダイニングルームは10Fフロアの南側を占めていて(10Fフロアで一番大きいレストラン)、写真のように銀座、日比谷界隈の夜景が楽しめます。

ブラッスリー ポール・ボキューズ銀座 ダイニングルームはブラウンを基調にしたモダンで落ち着いたインテリアで、床はブラウンのフローリング仕上げです。入口付近にはカウンター席があり、南側の窓際はベンチシート、他は一般のテーブル席になります。テーブルの間隔は適度で、通路もこのレストランの価格帯にしては広めに感じました。大きなダイニングルームですが、写真のように通常はブラウンのスクリーンを下げて、テーブルを区切っているので、ダイニングルーム全体を見渡すことはできません。テーブルはしっかりした机で、ベンチシート、一般の椅子ともしっかした座り心地の良いものでした。
どういう意味があるのかわかりませんが、窓際の天井付近には筆を幾つも並べていました。インテリアデザインはグラマラスの森田恭通氏です。

照明はハロゲンランプのダウンライトでテーブルの上は食事を頂くには充分な明るさを確保していました。BGMは流れていませんでしたが、天井には埋め込みスピーカーがありました。

テーブルウェア関係は、次の通りです。テブルクロス関係は白のクロスとビニールマットの上に白の紙でした。ブラッスリーとはいえ、銀座店は「V.G.E.に捧げたトリュフのスープ」などボキューズ氏のスペシャリテもあるレストランなので、テーブルクロスに白の紙というのは、いかがなものかと思います。ナプキンはレストランのロゴの刺繍が入った布製です。食器はレストランのロゴの入った無名の白い食器、ティーカップ&ソーサは瀬戸製型で、カトラリーはラッキーウッド、グラスは無名のものでした。

レストルームは店内になく、エスカレーター付近のフロア共通のものを利用することになります。

サービスに関してですが、オペレーションはしっかりしていて、全体のサービスは丁寧です。席が60%程度埋まった状況で、テーブルへの目配りもしっかりしていました。入出店時の対応も卒がありません。ブラッスリーというと、白のシャツ、ブラックのエプロンとボウタイというビストロ的な格好をしたスタッフがサービスするという印象がありますが、そういう格好のスタッフもおりますが、ブラックスーツの女性が前面に出てサービスしており、フレンチレストランというよりは、どこかダイニングバー的な印象を受けました。
客層は若いカップルから年配のカップルまで幅広く、大勢のグループの会食にも使われていました。

◆価 格
ランチ ¥2,500/¥3,500
ディナー
 ¥5,500/¥7,500/¥9,500
アラカルトもあります。アラカルトの主な価格帯
 前菜 ¥1,800〜¥2,000/魚・肉料理 ¥2,800〜¥3,500/デセール ¥800〜¥1,500
   サービス料なし

◆料 理
ブラッスリー ポール・ボキューズ銀座の料理はブラッスリーやビストロで頂ける代表的な料理がメニューに並んでいます。和の食材を使ってシェフのアイデアを生かしたフレンチではありません。但しブラッスリー ポール・ボキューズ銀座では、ブラッスリーという業態ではありますが、「V.G.E.に捧げたトリュフのスープ」などのボキューズ氏のスペシャリテも頂けるように配慮されています。
ブラッスリー ポール・ボキューズ銀座 残念ながら、昔、ポール・ボキューズ氏と提携した銀座並木通りの「レンガ屋」で頂いた氏の有名なスペシャリテ、「鱸(スズキ)のパイ包み焼き」は銀座店にはありませんでした。(代官山のメゾン・ポール・ボキューズにはあるようです。)
しっかりした味付けで、奇をてらったところのない料理ですが、メインの料理は全体に塩気が強いように感じました。

以下の料理の写真はアラカルトのものです。
席につくといろいろなオリーブがサービスされました。
前菜の『鴨のテリーヌ カンパーニュ風』は、トラディシュナルな鴨のテリーヌでグリーンサラダが別皿で添えられました。鴨の風味がしっかり出て、塩味も良い加減で量も十分でした。
魚料理の『リヨン風白身魚の軽いクネル』は、アメリケーヌソースがたっぷり添えられた、オーソドックスな白身魚のクネルです。ソースはオマールの旨みよりも塩味の方が後に残ります。量はしっかりあります。
肉料理の『やわらかい牛ほほ肉の赤ワイン煮込み ブルゴーニュ風』は、これもオーソドックスな牛ほほ肉の赤ワイン煮込みでソースがたっぷりかかっています。ほほ肉はとても柔らかく申し分ないのですが、こちらもソースの赤ワインやフォン・ド・ボーの風味よりも塩味の印象が強いのが残念です。

パンは、バスケットに入ったバゲットがサービスされました。香ばしくてとても美味しいバゲットです。バターは添えられてなく、バターが欲しい人はエシレを別途注文する必要があります。

デセールの『「ヴァローナ」チョコレートのフォンダン』は、これもオーソドックスなフォンダンでアイスクリームが添えられます。温かいカカオがたっぷりのチョコレートがとろけて出てきて、アイスクリームの甘さも適度です。
食後の飲物のカプチーノは、味的にはごく普通の出来栄えで特に印象に残りませんでした。
なおアラカルトでアンフュージョン、ティーなどを注文すると、ポットサービスではなく、おかわりは別料金となりました。

◆その他の情報
六本木の新国立美術館内、代官山などに支店があります。
個室があります。

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