◆場 所(中央区銀座3−2−12 全研ビル1F・2F) 地下鉄銀座駅は出口がいくつもあるので、銀座4丁目交差点の和光のビルからの行き方を説明します。和光のビルから晴海通りを数寄屋橋方面に進みます。富士銀行の角で右折して、プランタン銀座より手前の、百数十m進んだ左手のビルがレストランです。和光のビルから、徒歩4〜5分程度です。 地図はこちらです。 ◆最寄り駅 地下鉄 銀座線・丸ノ内線・日比谷線 銀座駅 ◆電 話 03−3535−7033(FAX 03−3535−7030) ◆営業時間 11:30〜15:00(オーダーストップ 14:00) 17:00〜22:30(オーダーストップ 21:30) 年中無休 ◆雰囲気 スペイン料理が気軽に楽しめるレストランで、三軒茶屋(TEL 5430−0211)、新宿マインズタワーB1F(TEL 5352−2888)にも支店があります。 レストランに入ると、レストランのパンフレットや椅子が置いたスペースがあり、満席の場合、ここで待つ事になります。右手にキャッシャー(席ではなく、ここで会計します。)左手に2Fへの階段があり、奥に1Fのダイニングスペース(カウンター席+テーブル席)とキッチンがあります。2Fはすべてテーブル席になり、予約をして行った場合、2Fに案内するようです。 気軽に楽しめるスペイン料理ということで、内装に高級感はありませんが、1Fの床はタイル張り+板張り、2Fの床は板張りで、天井には素朴な木の梁を見せて、ある程度インテリアにも気を使っています。椅子は紺の布張りの落ち着いた柄のもので、座り心地も悪くありません。壁を黄土色に吹き付けたり、スペインの素朴な飾り皿を掛けたり、ハモンセラーノ(スペインの高級生ハムで『山のハム』の意味です。)を吊るしたりしているのも、それなりにスペインらしさを演出しています。BGMに流れていた定番の『ジプシーキングス』の音楽は控え目なので、特に気になるほどではありません。ただメニューを紙に書いて壁にべたべたと貼るのは、居酒屋みたいですので、しゃれた黒板などに書く程度にすれば、ずっと雰囲気が良くなると思います。黒板には、手渡しされるメニューにはない、お勧め料理も書いてありますので、注文する時は、こちらも参考にしましょう。 照明は写真のようにシーリングライトとダウンライトを使っていて、テーブルの上は適度な明るさを確保しています。なおレストルームは2F(男性用・女性用の二室)にありますが、入口に段差がありますので注意してください。 ファミリーレストランと同様に、テーブルクロスと布のナプキンはなく、紙おしぼりと各テーブルに置かれた小さな紙ナプキンのみです。食器は柄のない白いシンプルなものを使っています。 サービスに関しては、単に注文した料理を運ぶだけで、ワインも自分で注ぎますが、値段を考えると仕方がないでしょう。満席では料理を少し待たされる感じがしますが、特に問題になるレベルではありません。入出店時の応対も、一般のレストラン並みです。 ◆価 格 ランチ 行っていないので、不明です。 ディナー ¥2,500/¥3,500/¥4,500 (二名からオーダー可能で、料理の内容は決まっています。) アラカルトはいろいろな料理が揃っています。 サービス料なし ◆料 理 ディナーコースもありますが、二名からのオーダーですので、アラカルトで注文して、皆で取り分けた方が楽しいでしょう。アラカルトの種類は大変多く、いろいろな味が楽しめます。そのためアラカルトの料金は、パエリアを除いてほとんどの料理が¥800〜¥1,300の範囲に納まっています。ただアラカルトといっても、写真を見ればわかるように、一皿の量は少な目ですので、量を求める人はそれなりの品数を注文する必要があります。なおパエリアは数種類ありますが、SとLの二種類のサイズを選択できます。 気軽な店といっても、ハモンセラーノ(スペイン産が輸入解禁になりましたが、国産からスペイン産に切り換わったかどうか不明です。)もあり、素材にスペイン産のものも使っています。アンチョビもとても良い素材を使用していました。料理の味付けは、本場に比べると塩味は控えめですが、この方が日本人には適当です。 『新鮮いわしのエスカベッシュ』、名前そのままに、いわしをから揚げしてオリーブオイルとワインヴィネガーでマリネしたものです。 『エル・チャテオ風 前菜盛り合わせ』は、パンの上に各種の前菜を載せたもの(タパス)で、写真のように、4種類の盛り合わせです。どれもシンプルな調理・味付けですが、パンがあるので、結構ボリューム感があります。 『ムール貝の詰め物』は、カニクリームコロッケ風で、胡椒がよくきいています。 『ラ・マンチャ風 野菜の煮込み』は、野菜をトロトロになるまで煮込んで、溶き卵をかけたもので、ラタトゥイユのスペイン版のような料理でした。熱々で出されます。 『仔羊のパン粉焼き』は、粉チーズと香草の香りを生かしたパン粉焼きですが、揚げ物料理と味が似てきますので、他の料理を注文する場合、注意しましょう。 『地どりときのこのガーリックソテー』は、ガーリックの使い方は控え目で、シンプルな味付けですが、量がたっぷりしていました。地どりの材料も良く、付け合せのきのこも量が多く、価格も安いので、主菜として注文して損のない一品でしょう。 『魚貝のパエリア(S サイズ)』は、インディカ米を使用し、少し芯を残した、なかなか良い仕上りでした。リーズナブルな価格の割に、魚介類の香りが生かされ、具も豊富に入っています。サイズを選べますが、二人ならSサイズで充分でしょう。 ワインは白、赤それぞれ¥2,000〜4,000までのスペイン産の手ごろなものが、それぞれ数種類ほどの品揃えです。メルシャンのハウスワインもあります。もちろんスペイン料理店なので、シェリー酒ティオペペ、サングリア、リンゴ酒シードラも用意されています。食後酒にはブドウの絞り残しを再発酵して蒸留したアグアルディエンテ(イタリアではグラッパ、フランスではマールと呼ばれる。)もありました。 ◆その他の情報 人気店なので、当日でも良いから、電話で予約したほうが無難です。予約しないで行く場合、夜は6時半までなら、待たないで入れると思います。 車で行く場合、店の前の通りにコインパーキングがあります。 エル・チャテオは 聚楽グループのスペイン料理店 びいどろの系列です。 びいどろグループのページへ 聚楽のページへ |