響 銀座7丁目店(和食ダイニングバー)


響 銀座7丁目店 ◆場 所(中央区銀座7−8−7 GINZA GREEN 10・11F)
地下鉄銀座駅は出口がいくつもあるので、銀座4丁目交差点角の三愛のビルからの行き方を説明します。三愛のビルから銀座中央通りを新橋方面に向います。名鉄ニューメルサを越えてさらに200m位進んだ右手のビルの10・11F(店の入口は11F)です。銀座4丁目交差点から徒歩5分位です。銀座線新橋駅から来ても、出口から5〜6分あれば着きます。

地図はこちらです。


◆最寄り駅
地下鉄 銀座線・丸ノ内線・日比谷線 銀座駅
JR 新橋駅・地下鉄 銀座線 新橋駅

◆電 話
0120−50−7557

◆営業時間
平日/17:00〜24:00(ラストオーダー23:00)
金・祝前日/17:00〜2:00(ラストオーダー1:00)
土・日・祝日/17:0024:00(ラストオーダー22:00)
   年中無休

響 銀座7丁目店 ◆雰囲気
2001年7月に銀座中央通り沿いに出現した、全館飲食店の新しいビル、『GINZA GREEN』(衛生機器のTOTOの関連会社 東陶不動産のビルです。)の10・11Fが、サントリーの関連会社、(株)ダイナックが『ダイナミックキッチン&バー』と称して都内各地に展開している、和食ダイニングバー『響』の銀座7丁目店です。
店は10・11Fの2フロアを占めていますが、レセプションは11Fで、エレベーターで11Fに上がると、正面にレセプションがあります。同じビルの他の店舗よりもゆったりしたスペースですので、待ち合わせにも対応できます。但し、このレセプションの床は段差がありますので、注意が必要です。
ダイニングルームは左手で、ビルの構造上、細長い形状です。ダイニングルームに進むとおもしろいインテリアであることに気づくでしょう。左手の壁はパスタ、豆、香辛料、ワインのコルクなどを詰め込んだアクリルケースが一面に並んでいて、右手はたくさんのお酒をラック一面に並べています。

11Fのダイニングルームは銀座通り沿いのスペースに、2番目の写真のようなバーカウンターのある席と、5番目の写真のような銀座界隈の夜景が見渡せるテーブル席があります。奥は1番目の写真のオープンキッチン沿いのカウンター席(キッチンの壁は、写真のようにミラー仕上げで、ラックには香辛料などの容器を飾っています。)とテーブル席になります。
11Fは天井部分のスケルトンをそのまま黒く仕上げていて、天井が高いですが、細長い形状のダイニングルームにお酒を並べたディスプレイが林立しているためか、開放感はそれほどありません。銀座通り沿いのカウンター席とテーブル席の床は、御影石模様のクッションフロア仕上げになっています。銀座通り沿いのテーブル席の椅子はクッションが少な目の布張りで、2名用の円形テーブルを使っています。料理をいくつも注文する場合、多少狭く感じられます。

10Fへは11F中央付近にある4番目の写真の階段を利用します。階段を降りて左手の銀座通り沿いは座敷席、右手はレストルーム(11Fにレストルームはありません。)、テーブル席、一番奥に個室が二室の構成になっています。座敷席は掘りごたつ形式になっていて、銀座通り沿いにテーブルが4つあり、座敷席の場合、このテーブルのみ、銀座の夜景を楽しめます。また座敷席は格子状の木の衝立で所々区切られていて(3番目の写真)、ガラスで仕切られた個室風のスペースもあります。
11Fのダイニングルームの方が天井が高いですが、10Fの座敷席の方が、木を生かしたインテリアで所々区切られているためか、ゆったりして落ち着いた雰囲気に感じられると思います。大騒ぎするグループ客と一緒になる悲劇に巡り合わない場合ですが。
インテリア全体の印象としては、和の高級な設えではなく、日経BP社「東京デザイーナーズレストラン」に相応しいような、スタイリッシュな空間(有名な杉本貴志氏がインテリアデザインを担当)と言えます。

響 銀座7丁目店 照明はダウンライト、スポットライトを主に使い、お酒のラック埋め込みの照明などもあります。全体的にはダイニングバーらしく薄暗い箇所が多いですが、テーブル席はハロゲンランプのスポットライトを使って明るくしていますので、食事をするには十分な明るさです。座敷席もテーブルを明るくしていましたが、全体にフラットな照明で、薄暗くはありません。
BGMは、ある程度抑えた音量で、坂本龍一などの音楽が流れていました。

食器は一般的な和食器を使用していて、 日本酒(冷酒)を注文すると、 写真のように氷で冷やすガラス容器でサービスしてくれました。またグラスワインを注文すると、グラスはリーデル・ヴィノムシリーズのボルドータイプに似た形状の大容量のグラスを用意してくれました。

10Fの階段隣のレストルームは、男性用・女性用(2室)あり、男性用はゆったりしたスペースで、床、壁とも本物の御影石仕上げです。スタイリッシュなデザインの洗面台には、液体石鹸とペーパータオルの用意がありました。照明も明るく、ダイニングルームと同じBGMが小さな音量で流れていました。

サービスに関しては次の通りです。厨房のシェフを除いて、若手の男性・女性が担当しています。レセプションの男性・女性はブラックスーツを着ていて、テーブルをサービスする人は、グレーの作務衣のようなユニフォームを着ています。物腰から受ける印象としては、レセプションの男性・女性は(株)ダイナックの若手社員、テーブルのサービス係はアルバイトのように思いました。
この店は何度か利用していますが、サービスを受けて感じられる印象としては、細かいところまでサービス教育がしっかりされているということです。床に段差がある場所を案内する時は、注意を促してくれ、レストルームへも丁寧に案内してくれます。料理の説明も丁寧で、配膳も細かい配慮が行き届いていました。大手の居酒屋チェーンのアルバイトとは格段の違いを感じさせます。但しまだ新人のアルバイトの場合、丁寧ではありますが、サービスにぎこちない印象を受けます。レセプションの女性は卒がない印象で、レセプションでの見送りは丁寧でした。ただ全体に、非常に細かいところまで指示が書かれたマニュアルに従ったサービスという感じがしなくもないので、もう少しフレンドリーな応対があればとも思います。
客層は比較的幅広く、カップル、女性同士のグループ、会社帰りの男性グループが多いですが、土日は年配客も見受けられます。

響 銀座7丁目店 ◆価 格
主な料理の価格帯
 豆腐 ¥1,000〜¥1,500/刺身 ¥1,300〜¥3,800/野菜 ¥700〜¥1,200/炙り焼き ¥1,500〜¥1,800
 飯・麺 ¥700〜¥1,300/甘味 ¥500
 サービス料 10%,お通し(チャージ) ¥800/人

◆料 理
料理のコンセプトは、和食+韓国などのアジアンテイストで、良質な素材の味を生かすことを重視しているため、板前の技を楽しむような、調理や盛り付けが凝った和食ではありません。メニューには『薩摩黒豚』とか、産地を明記した素材がシンプルな調理法で書かれていて、料理を持ってきた時も、「お好みで『小豆島の生醤油』をつけてお召し上がりください。」などと案内されます。コンセプト的には同業態の『春秋』(三宿、六本木、溜池山王などに店があります。)をかなり意識した料理、インテリアのように感じます。但し料理の種類は春秋の方が多くなっています。量的にはどの料理も2〜3人で分ける程度の分量です。

お通しは、薄味で仕上げてあり、いろいろな種類の味を楽しめる蒟蒻でした。
『チーズ味噌漬け』は、味噌漬の風味は少なめで、本来のチーズの味が支配的です。味付けにもう一工夫欲しいところです。
『ねぎと真かじきのサラダ』は、ゴマ油と醤油の風味で味付けしてあります。真かじきは甘みが感じられますが、全体に塩味が強めに感じられました。
『江戸前焼き穴子と生湯葉のポン酢和え』は、ポン酢の酸味を控え目にして、穴子、生湯葉とも素材本来の旨みがしっかりでています。
『特選豆乳と天然にがり造りたて温豆腐』は、その場でアルミ打ち出し鍋に、天然にがりと豆乳を入れて作ります。20分位してから出来上がる温豆腐は甘くてクリーミーです。ネギや『小豆島の生醤油』が添えられますが、そのまま頂いた方がおいしく感じます。
響 銀座7丁目店 『石焼きビビンバ』は、キムチの風味がしっかり感じられるオーソドックスでシンプルなビビンバでした。ナムル、ご飯などの素材も良く、おこげも良い具合に仕上がっていました。

お酒の品揃えは、次の通りです。日本酒が全国各地の銘酒を二十数種類(一合 ¥800〜¥1,500位)、ワインが赤・白それぞれ10種類位(¥2,500〜¥8,000位 ヴィンテージ表記がないものもありました。その中の赤・白それぞれ数種類はグラスワインとして注文できます。¥650〜¥900位)、シャンパーニュが1種類(¥7,000)が20種類位で、各種サワー、ウイスキー(響・山崎を中心にサントリー扱いのもの)、ビール(モルツを中心にサントリー扱いのもの)、カクテルも勿論あります。どれもグラスで¥600〜¥1,000位ですので、いろいろなお酒を楽しめます。

◆その他の情報
「ダイナミックキッチン&バー響」は、銀座三丁目、新宿、西新宿、お台場、丸の内、汐留などにも店があります。
入会金・年会費無料の『倶楽部ダイナックカード』でポイントを貯めると、食事券などのサービスがあります。但し一年間ダイナック・チェーンの利用がないと獲得ポイントが無効になります。

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