◆場 所(中央区銀座2−9−4 メルキュールホテル銀座東京2F) 地下鉄銀座一丁目駅の方が近いのですが、銀座4丁目交差点からの行き方を説明します。銀座通りを京橋方向に進みます。松屋銀座の角を右折しマロニエ通りに入り、昭和通り方向に200m位進んだ、WINS銀座の手前の左手の細長いビルがメルキュールホテル銀座東京です。ホテルの入口はビルに沿って左折してビルの中ほどにあります。銀座4丁目交差点から徒歩5〜6分です。 地図はこちらです。 ◆最寄り駅 地下鉄 銀座線・丸ノ内線・日比谷線 銀座駅 地下鉄 有楽町線 銀座一丁目駅 ◆電 話 03−4335−1100(FAX 03−4335−1222) ◆営業時間 11:30〜14:30 18:00〜22:00 ティータイム 14:30〜18:00 無休 ◆雰囲気 レ シャンソンは「メルキュールホテル銀座東京」のフレンチレストランで、このホテルのレストランはこのレ シャンソンのみとなります。「メルキュール」は、フランスの大手ホテルチェーン、アコーホテルズのブランドで、最高級ブランドは「ソフィテル」となります。フランスやベルギーを中心に世界各地にあり、東京では上野の不忍池のほとりに菊竹清訓氏設計のユニークな建物「ソフィテル 東京」(かって会社更生法を申請した法華倶楽部のホテルを改装)があります。「メルキュール」は「ソフィテル」に次ぐ高級ブランドで、他にビジネスマン向けの「ノボテル」ブランドなどもあります。 「メルキュールホテル銀座東京」が入居している建物は、三井不動産が空室となっていた、オフィスエリア(地上2階〜12階部分)をホテルに用途転換した珍しい物件です。非常に細長い建物で、13階と14階は住宅になっていて、ホテルの入口とは別に住宅専用の入口があります。 一番上の写真のホテルの入口を入るとタペスリーが飾られた小さな玄関ホールがあり、エレベーターと階段があります。エレベーターに乗って2階に行き、右手に進むとレストラン(左手に進むとホテルのレセプションになります。)で、入口右手にレストルームがあります。 レストランに入ると右手にバーカウンターがあり、バーコーナーだけの利用も可能です。バーコーナーの奥が長方形のダイニングルームで、左手の窓際が二番目の写真のベンチシート、他は一般のテーブル席で、規則正しくテーブルが並んでいます。椅子はビストロらしく、赤のレザーのクッションが少な目の軽量のものでした。 床は大判のレンガ風の30cm程度の四角のタイルが使われています。ビストロをイメージしたインテリアなので、豪華ではなくシンプルなイメージです。ビストロの雰囲気作りに使われる小物(ワインボトルやポスターなど)も控え目です。 朝食にも使われるレストランですので、左手の壁沿いに朝食用ビュッフェに使われるテーブルがありました。オフィスを転用したせいか、天井が低いのは残念ですが、通路は比較的ゆったりとっています。一番奥には厨房があり、中の様子がガラス窓越しに見えますが、ラストオーダー近くでは、カーテンで仕切られました。 照明はハロゲンランプのダウンライトを使い、間接照明の箇所もありましたが、点灯していませんでした。テーブルの上は明るく、料理が映えます。BGMは9時頃から小さめの音量で流れていました。 テーブルウェア関係は次の通りです。金属の一脚のしっかりしたテーブルにクロスが2枚かかり、白のローゼンタールの食器が使われています。ワイングラスは最近レストランでよく使われるショット・ツヴィーゼル(SCHOTT ZWIESEL)で、ワインに合わせた容量のものを用意してくれます。カトラリーはWMFのステンレスのものです。塩・胡椒入れも置かれていて、ユニークなデザインのローゼンタールのものでした。このようにフランス系のホテルですが、テーブルウェアはドイツ系のものが使われています。 エントランス隣にあるレストルームは、男性用・女性用に別れ、男性用は清潔感のあるシンプルなインテリアで、壁がベージュの大理石仕上げ、床が大判のダークブラウンの御影石(?)の仕上げでした。照明はハロゲンランプのダウンライトを使い、洗面カウンターには液体石鹸とペーパータオルの用意がありました。BGMは流れていませんでした。 サービスに関しては次の通りです。サービススタッフは3名で、ほぼ満席の状況では非常に忙しくしており、残念ながら料理の注文、料理の出される間隔も万全とは言えませんでした。ワインも自分で注ぐこともあるでしょう。入出時の予約のチェックも同じスタッフが対応しますので、少し待たされることもあり、デセール前のパン屑の掃除もありませんでした。こう見るといいところがないと思われるかもしれませんが、ここは会話に興じて楽しい雰囲気で食事を頂いていると。何となく許せてしまう雰囲気があります。この席数で、スタッフの人数が3名というのは、満席時には無理があるように思いました。 ◆価 格 ランチ 利用していないので不明です。 ディナー ¥3,500(前菜、魚または肉料理) ¥4,200(前菜、魚または肉料理、デセール) アラカルトもあります。 アラカルトの主な価格帯 前菜 ¥1,200〜¥2,300/魚・肉料理 ¥2,500〜¥3,000/デセール ¥1,000〜¥1,200 ◆料 理 ビストロという名称を店名につけているように、フランス地方料理のレストランです。メニューを見ると、ムール貝の白ワイン蒸し、田舎風テリーヌなど典型的なビストロ料理が載っています。ただイタリアン人気のためか本日のパスタもありました。コース料理はアラカルトの料理の一部(数種類)から選ぶプリフィクスで、差額が必要な料理もあります。コース料理の量は普通の人には少なめに感じるかもしれません。コーヒーなどの食後の飲み物はヨーロッパのレストランのように別料金となりますので、¥4,200のコースは¥4,800位の料金と考えた方が良いでしょう。 以下の料理の写真は¥4,200のコース料理のものです。 アミューズとしてサラミ、オリーブ(種あり)が出されました。 前菜の『鴨のフォアグラのテリーヌ マンゴーのソース』は、オーソドックスなフォアグラのテリーヌで、意外と薄いテリーヌの下にトーストが敷いてあります。マーシュ、レタスなどの野菜とプルーンが添えてあり、マンゴーソースは控え目にかかっています。 肉料理の『和牛頬肉の赤ワイン煮込み クミン風味の人参』は、非常に柔らかく煮込んであり、煮崩れしていませんでした。火の通りは最適で、赤ワイン煮込みが好きな人にはたまらないでしょう。人参の盛り付けもきれいです。クミンの風味を少し効かせています。 パンは、バゲットのみですが、少し温めてあり、中はフワフワ、外側はパリパリのおいしいパンでした。 本日のデザートは洋酒漬けのオレンジ、シューアイスクリーム(苺のアイスクリーム)、チョコアイスクリーム(カカオの風味がたっぷり)、ガトーショコラの組合せでした。 飲み物は次の通りです。白ワインがブルゴーニュが数種類(¥5,000〜¥12,000位)、他はロワール、ボルドー、カリフォルニア、オーストラリアが1〜2種類、赤ワインがブルゴーニュ数種類(¥5,000〜¥12,000位)、ボルドー数種類(¥10,000〜¥13,000位)コート・デュ・ローヌ、イタリア、オーストラリアが3種類位、シャンパーニュは数種類(¥8,000〜¥25,000位)でした。また今月のお勧めワインが白、赤それぞれ2〜3種類用意してありました。 ◆その他の情報 フランス系のホテルのレストランですが、総料理長は日本人です。 同ビル内に時間貸しの機械式駐車場があります。レストラン利用による駐車料金のサービスはありませんが、意外と空きがあり、銀座では穴場的な駐車場です。 アコー ホテルズ(日本)のページへ |