◆場 所(港区麻布十番2−8−12−1F) 麻布十番駅の4番出口を出ます。麻布十番商店街に向かうと、道が右手の真っ直ぐな道、左手の斜めに進む道の二手に分かれています。左手の道の方へ進み、300mほど歩いた右手の建物の1Fにレストランがあります。通りの反対側に大丸ピーコック麻布十番店があります。駅の出口から数分ほどです。 地図はこちらです。 ◆最寄り駅 地下鉄 南北線・大江戸線 麻布十番駅 ◆電 話 03−3452−5511 ◆営業時間 12:00〜15:00(ラストオーダー14:00) 17:30〜23:00(ラストオーダー22:00) 火曜日休み ◆雰囲気 麻布界隈で長い歴史を持つフランス料理店で、昔は鳥居坂下にありましたが、麻布十番の商店街に移ってからも、長い歴史を刻んでいます。大丸ピーコック麻布十番店の前のビルの1階にレストランはあり、写真のように外階段を数段下りるとレストランの入口です。 レストランに入ると左手に厨房、右手に男女兼用のレストルームがあります。奥に進むとダイニングルームです。ダイニングルームに入る手前にミシュランのギドルージュが並んでいますが、これも鳥居坂下時代から変わりません。長方形のダイニングルームは、真っ直ぐ奥に向かって通路がとってあり、長方形のテーブルが規則正しく(?)並んでいます。一番奥は二番目の写真のようにベンチシートがあり、ここに座ると、ダイニングルーム全体が見渡せます。 ダイニングルームの周囲には飾り棚があり、いたる所にフラワーや置物が飾ってあり、壁には西洋絵画やタペストリーが飾られています。床はダークブラウンのフローリング、壁は主に淡いピンクの塗装仕上げで、鳥居坂下の時代から淡いピンクを基調にしたインテリアは変わらず、テーブルクロス、ナプキンもピンクのものが使われています。椅子は曲げ木の軽量なものですが、座り心地は悪くありません。豪華なインテリアというわけではありませんが、全体に女性好みの落ち着いた雰囲気にまとめられています。オーソドックスなフレンチを頂くに、相応しい雰囲気です。 照明はダウンライトを主に使用し、ブラケット、テーブルスタンドなども使われています。ダイニングルーム全体は適度な明るさで、テーブルの上は明るく、料理が映えます。 テーブルウェア関係は次の通りです。テーブルクロスはネルを1枚敷いた上に淡いピンクのクロスを2枚重ね、ナプキンは厚手で同色のしっかりしたものです。食器はノリタケ、ローゼンタール、ミカサなどを使い、カトラリーはクラシックなデザインのもの、ワイングラスは中容量のグラスでした。テーブルの上にはプティフラワーも飾られています。 レストルームは男女兼用で入口付近にあります。壁、床ともタイル貼りで、こちらも女性好みの淡いピンクを基調にした色使いで、ゆったりとしています。洗面台には液体石鹸、ペーパータオルだけではなく、他のアメニティグッズが幾つか用意されていました。また観葉植物も飾られています。 サービスに関しては次の通りです。レストランの雰囲気に合った落ち着いた、丁寧なサービスです。昔からマダムが中心となった、気配りの行き届いた、しっかりしたサービスは変わりません。お客様の会話を邪魔しない、控え目な印象のサービスですが、テーブルへの目配りはしっかりしています。入出店時の対応も親切で、出店時はマダムとの会話も楽しめます。チェーンレストランにはない、街場のフレンチレストランらしい楽しさがあります。 ◆価 格 ランチ ¥1,200/¥1,500/¥2,500 ディナー ¥3,500/¥4,800/¥6,000/¥8,000 アラカルトの主な価格帯 前菜 ¥1,000〜¥3,000 魚・肉料理 ¥2,800〜¥3,200 デセール ¥600 ◆料 理 料理はこのレストランのレシピを長年忠実に守ったもので、どの料理を食べても味は安定しています。新しい調理法やエスニックなどの素材を積極的に使った、斬新なフレンチではありませんが、「オーソドックスなフランス料理は、いつ食べてもおいしいなあ。」と言える安心感があります。このレストランが鳥居坂下にある頃から何度も利用していますが、トレンディなレストランにはない落ち着いた雰囲気で、オーソドックスで確かな味の、ビストロ料理ではないフランス料理をリーズナブルなお値段で頂ける、このレストランは貴重です。 料理はコース、アラカルトがあり、コースは基本的に料理の内容が決まってすが、苦手な料理があれば、相談してアラカルトと交換(ポーションは異なります。)も可能です。アラカルトは昔からの安定した料理があり、一部はスモールポーションが選べます。 以下は、アラカルトの料理になります。 前菜のフォア・グラを入れた鴨のテリーヌ グリーン ペッパー風味は、昔からメニューに載っている料理で(レシピは全く変わっていないそうです。)、フォアグラを練りこんだ鴨のテリーヌです。パテ・ド・カンパーニュとは違う鴨の旨みを引き出した骨太な料理で、量も十分です。赤ワインがどんどん進んでしまう料理でもあります。 肉料理のシャラン産鴨胸肉のステーキは、良質な柔らかい肉質の鴨肉と酸味を控え目にした甘いソースとの相性は素晴らしく、火入れも申し分ありません。機をてらわず、オーソドックスにまとめた料理ですが、やはり長年愛されている料理には力強さがあります。この料理も赤ワインがどんどん進んでしまう料理です。 パンは、一般的なバゲットですが、香ばしく、料理の邪魔をしないもので、温めて用意されました。 デセールは盛合わせで、クラフティ、果物のタルト、プディング、果物のコンポートなどが数種類、シャーベットが数種類用意してあります。アラカルトで注文して、3〜4種類位選ぶことができ、とてもリーズナブルな価格設定です。オーソドックスなデセールばかりですが、果物の味を生かした、控え目で上品な甘さで、とても楽しめます。 食後の飲物はコーヒー、紅茶などが選べます。 ワインの品揃えは次の通りです。赤はボルドーとブルゴーニュがそれぞれ数十種類位、その他の地域が10種類位、白がブルゴーニュを中心としてニ十種類位、シャンパーニュとヴァンムスーが十数種類あります。価格的には¥5,000〜¥10,000のワインが多く、グラスワインも数種類用意してあり、価格設定もリーズナブルです。 ◆その他の情報 入口付近に小さなウエイティングスペースがあるので、待ち合わせに利用できます。 レ・シューのページへ |