◆場 所(台東区蔵前4−20−9 塩川ビル1F) 地下鉄浅草線の蔵前駅の出口を出て、江戸通りをJR浅草橋駅方向に向かいます。数十m進むと国際通りと交わりますので、右折して国際通りに入ります。国際通りを浅草方面に向かって左側の歩道を進み、江戸通りと国際通りの交差点から300m位進んだ、国際通りに面した左手のビルの1Fです。 地図はこちらです。 ◆最寄り駅 地下鉄浅草線 蔵前駅から徒歩4分 ◆電 話 03−3866−3202 ◆営業時間 ランチ 火〜土のみ営業 11:30〜14:00(L.O.) ディナー 火〜金 18:00〜21:00(L.O.) 土・日・祝日 17:30〜21:00(L.O.) 月曜日/第三火曜日休み ◆雰囲気 夜このレストランに行くと、周囲のお店はほとんど閉じていて、人気も少なく、広い国際通りに面してビストロなんてあるのだろうかと不安になりますが、右の写真のように、ビストロ的雰囲気のファサードを持った小さなレストランがあります。店のドアを開けると、フランスの田舎にあるレストランのような素朴なインテリア(”カンパーニュ”=”田舎”の名前にふさわしいインテリア)の細長いダイニングルームで、一番奥に厨房があります。天井の木の梁、すすけたクリーム色の壁、板張りの床、フランスのポスターがビストロ的な雰囲気を醸し出しています。 テーブルは壁に沿って並んでいて、片側が茶色のベンチシートと椅子の組み合わせですが、厨房の手前には大きなテーブルもあり、十数名の宴会にも対応できます。テーブルの間隔も狭く、満席状態で宴会もやっていると、かなり騒々しくなり、静かにカップルで食事したい場合、注意が必要です。テーブルの反対側の通路には、ワインセラーやキャッシャー、レストルームなどがあります。 照明はダウンライトとペンダントライトの組み合わせで、少し暗い感じがしますが、ビストロ的なムードを大切にしているとも言えます。レストルームは、中は意外と広く、板張りの腰壁、床はタイルで、ダイニングルームとインテリアを合わせています。 テーブルクロスはビストロのトレードマークのようなギンガムチェック1枚ですが、クロスの上に紙のシートを敷くのは、安いお店とはいえ、ディナーでは少し手を抜きすぎな感じがします。せっかくビストロ的なインテリアにしているのですから、たとえ使い込んで色褪せていても、ギンガムチェックのクロスの上で食事を楽しみたいものです。なおカトラリーはナイフレストで使い回し、食器は『カンパーニュ』のロゴ入りのものです。グラスはテイスティンググラスと中容量のワイングラスを使用しています。 サービススタッフは二名で、料理の注文を受付け、料理を運ぶだけのレベルです。空のワイングラスに気づくこともなく、ワインは自分で注ぐ必要がありますが、気軽なビストロですので特に問題はないと思います。ワインの選択に関しては、アドバイスを受けることはできます。 ◆価 格 ランチ ¥1,200〜 ディナー ディナーコース ¥2,800〜 前菜,主菜,デセール 食後のコーヒー等は含まれていません。 コーヒー/紅茶/ハーブティー(フレッシュではありません。) ¥400 コースと同じ料理をアラカルトとして注文できます。 前菜 ¥1,200/主菜 ¥1,800 ポタージュ¥600〜¥800 フロマージュ ¥600(一品)〜¥1,200(盛り合わせ) サービス料なし ◆料 理 ¥2,800のディナーコースは、何種類かの料理から選択するすることができます。素材によっては、値段が高くなるのもあります。量的には普通の人にはまずまずの量でしょう。基本のコースには含まれませんが、追加料金を払えば、ポタージュを追加したり、前菜や主菜を二品にすることもできます。ただそうすると、食後の飲物も含まれていませんし、サービス料がないとは言え、料金的にはビストロでないフランス料理店とあまり変わらなくなってきます。料理はどれもビストロで一般的な、テリーヌ、煮込み料理、コンフィなどのシンプルですが、暖かみのある地方料理がほとんどです。 前菜の『パテ・ド・カンパーニュ(田舎風パテ)』はいかにもビストロの前菜ともいうべき、荒挽きの豚肉を使ったテリーヌです。鴨のテリーヌがメニューになかったのは残念ですが。 主菜の『鴨のコンフィ』、 『仔羊ロース肉のブロシェット』は、どちらも素朴なビストロの料理で、主菜としての量も十分で、味付けもしっかりしていて、火加減も良好でした。付け合わせも面白味には欠けますが妥当なものです。 デセールは数種類から選べますが、アイスクリーム、シャーベット、フルーツなどの付け合わせはありません。 『りんごのタルト』、 『さくらんぼのクラフティ』などあまり手が込んでいないものが中心で、作り置きできるデセールが多いので、冷たい状態で出されました。 パンは自家製のパン・ド・カンパーニュ(田舎パン)と仕入れたバケットです。やはり自家製の田舎パンの方が美味です。 フロマージュの品揃えは9種類あり、各タイプ1〜2種類で、選ぶ種類により価格が異なってきます。 ワインの品揃えは、ビストロとしては比較的充実していて、赤がブルゴーニュ、ローヌ、ラングドック、プロヴァンスなどを二十数種類、白がブルゴーニュ、アルザス、ロワールなどを二十種類位で、ロゼは数種類でした。価格的には¥2,500〜¥10,000の範囲です。コーヒーはちょっと苦みが強すぎるように思います。 ◆その他の情報 ビストロは人気が高いので、必ず電話で予約確認してから行きましょう。周囲に飲食店は少ないので、この店で断られると、次に行く店に迷うことになります。 ビストロ カンパーニュのページへ |