ブルディガラ(フランス・イタリア料理)


ブルディガラ ◆場 所(港区六本木6−15−1 六本木ヒルズ けやき坂通り)
六本木駅の恵比寿よりの六本木ヒルズ直結の出口を出て、エスカレーターで地上2階のフロア(六本木ヒルズは2階のフロアが共通フロアになっています。)に出ます。六本木ヒルズ内を横切って、1階に降りて、けやき坂通りに出ます。テレビ朝日通りに面した、一番右端の建物に向かいます。建物に入って、階段かエレベーターで2階に上るとレストランがあります。駅の出口から7分位です。
地図はこちらです。


◆最寄り駅
地下鉄 日比谷線・大江戸線 六本木駅

◆電 話
03−5786−7708(FAX 03−5786−7709)

◆営業時間
ランチ  11:30〜14:00(ラストオーダー)
ディナー  18:00〜23:30(ラストオーダー)
日曜・祝日休み

◆雰囲気
ワインの輸入販売で有名なエノテカが経営しているフレンチ・イタリアンレストランで、六本木ヒルズには、同じ系列で、ブーランジェリー・カフェの「エスパス・ブルディガラ」もあります。レストランの入っている建物は、六本木ヒルズの一番西端の建物(けやき坂通りを挟んで向かいに、ホテルグランドハイヤット東京があります)にあり、1階にはブティックが入っています。

写真のレストランの入口を入ると、右手に厨房、奥に三番目の写真のダイニングスペースがあります。ダイニングスペースは横に長く、二番目の写真の左手奥にもダイニングスペースが広がっています。席数は140席とのことですので、かなりの大型店です。
ブルディガラ 窓のスペースが長く、大きな建物が途中にないので、二階ですが、窓からライトアップされた東京タワーが望めました。ダイニングルームの床はダークブラウンのフローリング仕上げで、壁は白の塗装(?)仕上げです。モダンですっきりとしたインテリアは、他のエノテカ系列のレストラン(テロワール、エノテカなど)のインテリアと似ています。同じデザイナーがデザインしたのかもしれません。
モダンですが冷たい感じは全くなく、洗練された品の良いインテリアです。席は、壁沿いの黒のレザーのベンチシート、一般のテーブル席(円形・長方形テーブル)、二番目の写真の半円形のボックス席(カップルには最適でしょう)に別れていて、テーブルの間隔も程良い距離を保っています。一般のテーブル席の椅子は黒のレザーのクッションは少な目ですが、座り心地は悪くありません。

照明は主にハロゲンタイプのダウンライトを使い、ブラケットも一部に使われています。食事をするには十分な明るさを確保しています。BGMはジャズが適度な音量で流れていました。

テーブルウェア関係は次の通りです。しっかりしたテーブルの上に白のクロスが二枚、食器は白のシンプルなものです。グラスはエノテカのもので、ワイン用は十分な大きさのものを使っていて、カトラリーはフランスのシャンブリー・トロワでした。その他にプティフラワーが飾られていました。

レストルームは店内になく、レストランを出て左手奥に進むとあります。

サービスに関してですが、基本的なサービスはしっかりしていて、席が7割位埋まった状況で、料理の出される間隔、テーブルへの目配りは十分でした。ただ横に広い構造のダイニングルームでボックス席もあるので、目配りが行き届かない場合もあるかもしれません。その場合は呼んでサービスしてもらいましょう。こじんまりしたレストランではないので、フレンドリーな応対を期待するのは無理があると思いました。

◆価 格
ランチ
 ¥1,260(パスタランチ)/¥1,680/¥2,940
ディナー
 ¥3,990
  前菜、パスタ、魚または肉料理、デセール、コーヒー
 ¥5,560   前菜、パスタ、魚または肉料理、デセール、コーヒー
 アラカルトもあります。アラカルトの主な価格帯
  前菜 ¥1,200〜¥1,700/パスタ ¥1,400〜¥1,700
  主菜 ¥2,500〜¥3,000
   サービス料 10%

ブルディガラ ◆料 理
料理はパスタもあるので、ジャンルにはイタリアンとも書いていますが、前菜、主菜の方は基本的にはフレンチです。比較的リーズナブルな価格のカジュアルフレンチレストランで、シェフが独創的な料理を売り物にする個性的なレストランではありませんが、ワインと一緒に気軽にフレンチ・イタリアンを楽しむには、席数も多く、使いやすいレストランと言えます。コースの料理は基本的に内容が決まっています。量的には少し少なめに感じる人がいるかもしれません。
以下の料理の写真はコース料理のものです。

食前酒を頼んでサービスされたアミューズは、鶏の軟骨、サラミソーセージ、カリフラワー、ラディッシュでした。
前菜の『車海老、ホタテ、サーモンのソーセージ仕立て ブール・ブランソース』は、イクラが上にのっていて、ソーセージの中には、小エビ、帆立貝、サーモン、蟹などが入っていました。品の良い仕上がりで、オーソドックスなブールブランのソースとはよく合いますが、全体に量が少なく思います。

パスタの『甲イカとアスパラガスのリングイネ アサリ風味のトマト・ソース』は、赤唐辛子を少し効かせたピリ辛が特徴で、トマト風味に仕上げています。アサリの風味は控えめで、甲イカはミンチ状になっていて、パスタはアルデンテに仕上がっていました。リングイネにしてはパスタが細く思いましたが。

肉料理の『和牛ほほ肉のボルドー・ワイン煮込み 人参のフォンダンを添えて』は、オーソドックスな赤ワイン煮込みで、フルボディの赤ワインと良く合います。ほほ肉はとろけるように仕上がっていて、ガルニチュールの人参のフォンダンはコリアンダー風味に仕上げていました。味は申し分ないので、もう少し量が欲しいと思います。

デセールの『洋ナシのシブースト ビター・チョコレートのアイスクリーム添え』は、シブーストというよりは、ム−スの上に洋ナシをのせて、軽くキャラメリゼしたもので、カカオをたっぷり使ったチョコレート・アイスクリームが添えられます。ムースは意外と甘めでした。

パンは温めてはいませんでしたが、ライ麦入りのおいしいパンでした。

ワインの品揃えに関してですが、エノテカの経営ということで、他のエノテカ系列のレストランと同様に、ボルドーの赤ワインの種類が多いですが、ブルゴーニュ、新世界のワインも豊富に揃っています。輸入販売をしているため、レストランとしては比較的安く設定しています。グラスワインも数種類用意してありましたので、料理に合わせてワインを選ぶ楽しみもあります。またグラス・シャンパーニュもリーズナブルで、気軽に食前酒として注文できます。

◆その他の情報
エノテカの経営ですが、ワインショップは同じ六本木ヒルズの別の場所にあり、ここはレストランのみの営業です。
週の後半は人気がありますので、席数は多いですが、予約してから行きましょう。
ブルディガラとはラテン語でボルドーを意味します。

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