◆場 所(港区赤坂9−7−1 東京ミッドタウン ザ・リッツ・カールトン東京45F) 大江戸線の六本木駅の青山一丁目寄りの改札口を出ると、正面が東京ミッドタウンの入口で、地下2階で直結しています。エスカレーターで地下1階に上がるとプラザと呼ばれるエリアでミッドタウン内の通路を青山方向に進むと、4層吹き抜けのガレリアというエリアになります。ガレリアを奥に(外苑東通りの反対側)進み、屋外に出て右側に進むとザ・リッツ・カールトン東京のエントランスがあります。ホテル内に入り、真っ直ぐ進むとエレベーターがあり、45階で降りて通路を進むと正面にザ・ロビーラウンジ&バーがあります。右手に(六本木交差点方向)に進むとレストランの入口です。 地図はこちらです。 ◆最寄り駅 地下鉄 日比谷線・大江戸線 六本木駅 ◆電 話 0120−798−688 ◆営業時間 11:30〜14:30/17:30〜22:00 ◆雰囲気 フォーティーファイブは、ザ・リッツ・カールトン東京のメインダイニング的な位置づけのレストランで、朝食の営業も行っています。ランチ、ディナーはモダンフレンチのレストランとして営業しています。レストランは45階の外苑東通りの向きにあり、窓際のテーブルでは東京タワー、六本木ヒルズ方面の景色が楽しめます。 レストランに入るとレセプションがありますが、入口付近はワインバー『レーベル』になっていて、天井まであるワインセラーが幾つも並んでいます。またバーカウンターもあり、ここで世界各国のワインが楽しめるようになっています。 ワインセラーの隣からフォーティーファイブのダイニングルーム(入口に近いテーブル席になります。)になり、さらに進むと右手にもダイニングスペースが広がっています。(一番上の写真)つまりダイニングルームはL字型の形状で、ワインバー『レーベル』近くのダイニングスペースは通路のようなところにテーブルを並べたような印象で、利用客がレストランに出入りする時に必ず通るところなので、あまり居心地が良くありません。予約する時は奥の外苑東通り沿いのメインのダイニングスペースにテーブルを確保するようにしましょう。 インテリアは写真のようにモダンデザインを基調にしたもので、床はベージュの大理石、椅子はクリーム色の革張りを主に使い。窓際は二番目の写真のような柄のベンチシートや一般的なテーブル席が並んでいます。壁面はブラウン系統の色やクリーム色でまとめられ、モダンデザインと言っても冷たい印象はなく、落ち着いたイメージになっています。 テーブルはマホガニー(?)のしっかりしたもので、十分なスペースがありました。ランチョンマットが使用されていましたが、テーブルクロスを使うこともあるようです。テーブルの上にはガラスのティーキャンドルを使うキャンドルスタンドが置かれていました。食器は白のニッコーのものを使い、グラス、カトラリーは無名のものでした。 照明はモダンなシャンデリア、ダウンライト、ブラケット、スタンドと、いろいろな種類の光源を使っています。ダイニングルーム全体の明るさはムード重視で、多少暗いイメージですが、テーブルの上は、食事をするための明るさは確保されていました。 レストルームはレストランを出て、ロビーフロアのものを利用します。 サービスに関しては次の通りです。席数に対してサービススタッフの人数は何とか確保されているレベルと思いました。席がほぼ満席の状況で、料理の運ばれてくるタイミングは問題ありません。ザ・リッツ・カールトンはサービスが素晴らしいことで有名ですが、このレストランを利用した限りでは、特に秀でたところは感じられませんでした。残念ながらテーブルへの目配りは完璧とは言えず、デセールの前にテーブルのパン屑を掃除しませんでした。 週末の利用でしたが、客層は若い女性客のグループ、若い男女のカップルがほとんどで、内外の高級ビジネスマンは皆無でした。なお隣の若い女性客4名のグループ二組が居酒屋にでもいるような大きな声で騒ぐので、前菜の時に席の移動を申し出て、窓際の静かな席に移動させてもらいました。このフレンチレストランはこういうグループ客がいることを認識して、予約時に席の指定をした方がいいでしょう。 ◆価 格 ランチ ¥4,900/¥5,900/¥6,900 ディナー ¥9,800/¥13,800/¥18,800 アラカルトもあります。 サービス料10% ◆料 理 このレストランはモダンフレンチと銘打っており、メニューの料理名を見ると古典的なソースを使った料理はなく、軽い南仏系のソース、和の調味料が使われた料理が並んでいます。メインの食材は日本、海外両方同じ位使われていました。ひとつの味を追求した料理というよりは、バラエティに富んだ食材をバランス良くまとめた料理のように思いました。最高級ホテルのメインダイニングにしては、価格設定は抑え目にしていると感じます。 以下の料理の写真はコース料理のものです。 アミューズは野菜のムースとコンソメジュレを組み合わせた料理で、下層がかなり柔かいコンンソメジュレ、上層が野菜のジュレで、さっぱりした味わいはコースのスタートに相応しいものでした。 前菜の『フォアグラと名古屋コーチンのテリーヌ、ブラックトリュフ、ブリオッシュトースト』は、オーソドックスなテリーヌでトーストが付け合せてあります。量は少なめのテリーヌですが、良質な素材の組合せでした。 スープの『トピナンブールのスープ、ラングスティーヌ添え』は、日本語では「キクイモ」のスープで、独特の香りがあります。美味しいラングスティーヌがたくさん隠れている魅力的なスープでした。 魚料理の『本日の鮮魚のグリル、ブロッコリーニ、香草のサラダ、熟成した赤ワインヴィネガーソース』は、平目を適切な火入れでグリエしていて、酸味がおだやかなヴィネガーソースで頂きます。付け合せの野菜との相性も申し分ありません。 パンは香ばしい香りと皮のパリパリ感が楽しめるものでした。 デセールはデザートメニューの数種類から選べ、『温かいチョコレートのフォンダン、抹茶アイスクリーム添え』は、良質な香り豊かなチョコレートが熱々のフォンダンから流れてきました。抹茶アイスクリームは一般的なものですが、滑らかな舌触りです。 食後の飲み物のコーヒーにはチョコレートがサービスされました。 ◆その他の情報 ザ・リッツ・カールトンはマリオット系列のホテルの中で最高級ブランドになります。ザ・リッツ・カールトンは、かのセザール・リッツが北米に一流のサービスを提供するホテルを展開するために設立したホテルチェーンが起源ですが、パリの『オテル リッツ』と資本的な関係はありません。 ザ・リッツ・カールトン東京のページへ |