◆場 所(港区六本木1−6−1 泉ガーデンタワー1階) 六本木1丁目駅の改札口を出て右手に進むと、泉ガーデンのショップ&レストランのコーナーがあります。タリーズコーヒーの左手の通路を奥に進むと写真の入口があります。改札口と同じフロアです。 地図はこちらです。 ◆最寄り駅 地下鉄 南北線 六本木一丁目駅 ◆電 話 03−3582−2810(FAXも同じ) ◆営業時間 11:30〜23:30(ラストオーダー22:30) 11:30〜22:30(ラストオーダー21:30)(土日祝) 年中無休 ◆雰囲気 地下鉄駅に直結した泉ガーデン内にある出雲蕎麦と日本料理のお店で、以前は新宿マイシティ内にあり、泉ガーデン完成後移転してきました。六本木地区ですが、六本木一丁目周辺は日本IBM、外資系金融機関などのオフィス、大使館(スペイン、スウェーデン、サウジアラビアなど)、ホテル(ホテル・オークラ、全日空ホテル、ヴィラフォンテーヌなど)、高級マンションのある地区で、夜の繁華街的な印象は全くありません。大通りを外れて泉ガーデンを奥に進むと、緑の豊富な静かな環境が広がっています。 泉ガーデンは住友不動産が中心となって大規模再開発した地区で、オフィス、ホテル、美術館(住友家コレクションの古美術を展示する泉屋博古館 分館)、商業施設、地下ギャラリーがあります。アークヒルズに隣接しており、緑の水晶をイメージさせるガラスカーテンウォールの超高層ビル、泉ガーデンタワー(最上階には住友系企業の施設、住友会館があります。)は近未来的な独特の景観を作っています。 商業施設は1階から5階(地上階)に集中しており、「出雲蕎麦 いづ味」は1階にあります。 店は地下鉄の改札口と同じフロアにあり、本来、改札口は地下4階になりますが、傾斜地を生かした設計のため、改札口は地上と同様に大きなガラス窓に覆われ、目の前には階段状のテラスが広がっています。 店に入ると左手にレセプション、右手に厨房の入口、その奥に日本酒セラーがあります。通路を奥に進む(段差があるのでご注意)と食事処はL字型で、テラス側のテーブル個室(3室)、一般のテーブル席、カウンター席、一番奥の掘り炬燵式のお座敷(2室)があります。個室、お座敷とも4名程度の広さで、完全に壁に覆われていないで、一番下の写真のように、格子で仕切られています。テーブル席も仕切りがあるため、開放感よりは個室感を重視したインテリアになっています。 但し、宴会等では仕切りははずせるようになっているようです。大きなグループで宴会するというよりは、カップルや少人数のグループが静かに蕎麦、日本料理、お酒を楽しむ大人向けのお店です。 壁はベージュ色のクロス仕上げ、ブラウンのタイル仕上げ、照明が埋め込まれた壁のところがあり、写真を見ればわかるように、全体に和風を取り入れたモダンなデザインでまとめられています。 照明は、写真のように蛍光灯の光天井でライティングしています。、特にテーブルトップを明るくしていませんが、落ち着いた照明です。BGMはモダンジャズなどの静かな曲が適度な音量で流れていました。 一般のテーブル席の椅子は布張りで、幅は広くありませんが、座り心地はしっかりしていて悪くありません。テーブルはダークブラウンの木のしかりしたものでした。テーブルウェアは白山陶器の和風モダンの食器と一般の和食器を使っています。 レストルームは店内になくオフィスビル内のものを利用します。出入口を出て左に進み、角を右に曲がった先にあります。 サービスに関しては次の通りです。仕切りが多く見通しがあまりよくないので、特に個室では料理の注文は、前に注文した料理が運ばれてきた時に次の料理を注文するのが良いでしょう。フランス料理のコースではないので、特にテーブルに目配りというわけではありませんが、全体にしっかりした感じの良いサービスでした。 ◆価 格 昼 ¥1,000〜¥1,200程度の定食と蕎麦が中心のメニューです。 お昼の蕎麦の定食は夜の十割蕎麦と異なる蕎麦が使われることがあります。 夜 十割蕎麦 ¥900〜¥1,900 一品料理の主な価格帯 ¥600〜¥2,200 ◆料 理 国内産の玄蕎麦を使った、十割蕎麦にこだわった出雲蕎麦のお店で、名物の割子蕎麦も三重から五重まで(追加割子も可能です)揃っています。十割蕎麦を売物にする店だけあって、しっかりした歯ごたえ、蕎麦本来の力強く素朴な風味が楽しめます。また蕎麦だけではなく、一品料理も豊富で、冬は鍋物の用意もあります。競合する「土風炉」などの一般のレストランチェーンに比べると少し高くなりますが、素材はなかなか良いものを使っていました。料理は小鉢からお造りまで酒の肴は豊富で、日本酒、焼酎の品揃えもこだわりを持っています。甘い物の品揃えがもう少しバラエティに富めばと思います。 イカのとも焼きは、ホイルに包まれていて、磯の香りがたちます。写真のようにバゲットの薄切りが添えてあります。イカのミソも使ったであろう濃厚な味は日本酒の肴に最適です。 オーソドックスな焼き魚のカンパチの照り焼きは、焼き鳥を感じさせる甘みのあるタレで、薄味に仕上げられていました。 穴子の天ぷらは、あっさり揚げていますが、中はふわふわに仕上がっていて、塩で頂きます。写真のように骨のから揚げ、椎茸、シシトウが添えられています。 蕎麦屋定番の料理、だしまき玉子は、熱々でふんわり仕上がっていました。やさしい味の出汁で甘さも控えめで玉子本来の味が生きています。 出雲名物の割子蕎麦は、十割蕎麦の持つ素朴な風味としっかりした歯ごたえを楽しめる蕎麦で豊富な薬味と一緒に味わえます。 やまかけ蕎麦は、かつお出汁の温かいお蕎麦で、やまかけのねっとりした食感と温かい出汁でまろやかになった十割蕎麦の組合せが楽しめます。 冷たいお蕎麦では納豆が苦手でなければ、納豆蕎麦は鰹節がたっぷり入っていて、玉子のまろやかさと十割蕎麦の歯ごたえのある食感のコンビネーションが楽しめます。 お酒の品揃えですが、日本酒が八海山、久保田などが十数種類(¥1,000前後)、焼酎・そば焼酎が十種類位(¥600〜¥1,000位)、グラスワインが数種類、ボトルが十種類位、生ビール、サワーなどです。 ◆その他の情報 お店のサイトから予約ができます。 駅前の立地ですが、オフィスビル内のレストランゾーンの店のため、土日は比較的空いています。 出雲蕎麦 いづ味のページへ |