cuisine francaise JJ(フランス料理)


cuisine francaise JJ ◆場 所(港区赤坂9−7−4 東京ミッドタウン ガレリア ガーデンテラス2F)
東京ミッドタウン内にあるレストランなので、詳しくはミッドタウン内の案内図ご覧ください。大江戸線の六本木駅の青山一丁目寄りの改札口を出ると、正面が東京ミッドタウンの入口で、地下2階で直結しています。エスカレーターで地下1階に上がるとプラザと呼ばれるエリアでミッドタウン内の通路を青山方向に進むと、4層吹き抜けのガレリアというエリアになります。ガレリアのガーデン寄り(外苑東通りの反対側)のエスカレーターを2階に上がるとレストランがあります。
地図はこちらです。


◆最寄り駅
地下鉄 日比谷線・大江戸線 六本木駅

◆電 話
03−5413−3445

◆営業時間
11:30〜14:30/17:30〜21:30

◆雰囲気
JJはジョエル・ブリアン氏が料理長だった南青山のフランス料理店「ジョエル」が閉店し、東京ミッドタウンで新たに開業したフレンチレストランです。「ジョエル」はどちらかというとフレンチカントリー的な温かみのあるインテリアのレストランでしたが、東京ミッドタウンのJJはモダンでシックなインテリアの高級レストランです。
レストランの入口はドアひとつのシンプルなもので、入口脇にメニューが掲示されています。レストランに入ると右手にレセプションがあり、予約をチェックしてくれ、コート、手荷物等もここで預かってくれます。レセプションの周囲には木目のクロゼットが奥まで続いています。

両側がクロゼットの通路をまっすぐ進むと、2番目の写真のデセールが置いてあるワゴンが窓際にあります。この両サイドにダイニングルームがあります。左手のダイニングルームの一番奥にはカウンター席のあるバーもあります。右手がメインのダイニングルームとなり、一番奥の壁には大きなシルバーの額の鏡が飾られています。
ダイニングルームは東京ミッドタウンの北側のガーデンに面していて、写真のようにテラスに面した席は床からのガラス窓となっています。床はダークブラウンのフローリング仕上げで、壁の一部は木目仕上げで、モダンなインテリアですが温かみがあります。

cuisine francaise JJ テーブルは小型ですがしっかりした造りのもので、椅子は写真のように、肘掛のないアイボリーの布張りの小型のものですが、クッションは適度で座り心地は悪くありません。高級レストランにしては隣との席の間隔はあまり広くありませんが、デセール用のワゴンが通るには支障がないようです。天井は通常のレストランよりかなり高く、シャンデリアが映えます。

照明はモダンなシャンデリア(多分既製品ではなくオリジナルのもの)とダウンライトを使っていて、ダイニングルーム全体の明るさは適度で、テーブルの上の明るさも料理を頂くに十分な明るさです。 BGMは穏やかなクラシックの名曲を静かな音量で流していました

テーブルウェアは次の通りです。テーブルクロスはネルのアンダークロスの上にクロスが2枚の三枚重ねで、食器はプレゼンテーションプレート、ティーカップ&ソーサーを含めてすべて大倉陶園でした。カトラリーはクリストフルのアリア、ワイングラスはショット・ツヴィーゼルとスピゲラウ、水のグラスは無名のものでした。テーブルにはバラが一輪とリキッドキャンドル(?)のスタンドも置かれていました。

レストルームは東京ミッドタウン内のものを利用します。

サービスに関しては次の通りです。席数に対してサービススタッフの人数は十分に思われました。席がほぼ満席の状況でテーブルへの目配りは十分で、料理の運ばれてくるタイミングも問題ありませんでした。高級レストランに相応しく、スタッフの応対は丁寧で気持ちの良いものでした。
出店時はコートを着る手伝いをしてくれ、出入口付近にはジョエル・ブリアン氏がいて、いろいろ話をしてくれました。
ミッドタウン内では小規模の落着いた高級レストランなので、お客様を招く時でも対応ができると思います。客層はフレンチを食べなれた、落ち着いた雰囲気のカップルが多いように思いました。

◆価 格
ランチ ¥4,000/¥7,000
ディナー
 ¥12,000/¥16,000/¥25,000
  アラカルトもあります。
   アラカルトの主な価格帯
    前菜 ¥5,000〜¥7,000/魚・肉料理 ¥6,000〜¥9,500
    フロマージュ ¥1,000〜/デセール ¥1,200〜
  サービス料10%

◆料 理
料理はジョエル時代から大きな変化はなく、和素材を生かした独創的なフレンチではなく、フレンチらしいオーソドックスな素材を組合せた料理が頂けます。安定した味で、昔からフレンチを食べなれた人からフレンチ初心者まで、幅広い人たちに満足できると思います。盛付けも丁寧で高級レストランに相応しいものでした。
ただジョエル時代に比べて、アラカルトの場合ですが、一皿の量が少なくなったような気がします。上品になったと言えるかもしれませんが、アラカルトにしてはちょっと量的に物足りなく感じることもありました。

以下の料理の写真はアラカルトの料理から選んだものです。
cuisine francaise JJ アミューズはマッシュルームをくり抜いて、エスカルゴ、バターを詰めたもので、小品ですがなかなか味わい深いものでした。

前菜の『フォアグラのテリーヌ、ミュスカのジュレとブリオッシュ添え』は、オーソドックスなフォアグラテリーヌです。ジュレとの相性も良く、上質なフォアグラでしたが、アラカルトにしては量は少なめに思います。

魚料理の『小さな、すずきのパイ包み焼き、ショロン・ソース』は、ジョエル・ブリュアン氏の師であるポール・ボキューズ氏の代表的な料理、「すずきのパイ包み焼き」のポーションを小さくしたものです。オリジナルはすずきの形をした大型のパイ料理で、オマールのムースが添えられます。火入れは良く、丁寧に仕上げていて、酸味の効いたソースがすずきに良く合います。

パンは温めてはいませんが、食感、香り、味わい、どれも申し分ないものでした。

デセールの盛合わせは、クラフティ、モンブラン、タルト・ポワール、果物のコンポートなどオーソドックスなデセールから選びます。2種類選びましたが、盛合わせというには少ない盛付けで、少しがっかりしました。味は上品な甘さで素材の良さが感じられたので、よけい残念でした。

食後の飲み物のコーヒーは香りが良く、苦味もほど良いものでした。プティフールがサービスされました。

◆その他の情報
料理長のジョエル・ブリュアン氏はポール・ボキューズ氏と提携したレンガ屋のために来日し、その後南青山に「ジョエル」を開店、東京ミッドタウン オープンとともに「JJ」に移っています。

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