ロティ ピラミデ(フュージョンキュイジーヌ)


ロティ ピラミデ ◆場 所(港区六本木6−6−9 ピラミデビル1F)
六本木駅の3番出口から出て、出口に隣接したラピロス六本木のビルの1Fフロアに六本木通りと反対の裏の出口(芋洗坂方面)がありますので、そこからピラミデビルのある裏通りに出ます。その通りを西麻布方面に数十m位進んだ左手にピラミデビルの中庭の手前右にレストラン(ベトナミーズ シクロの隣です。)があります。駅から徒歩1〜2分位です。
地図はこちらです。


◆最寄り駅
地下鉄 日比谷線・大江戸線 六本木駅

◆電 話
03−5785−3671(FAX 03−5785−3672)

◆営業時間
ランチ 11:30〜14:30(月〜金)
カフェ 14:30〜17:00(月〜金)
ディナー 18:00〜23:00(月〜土/日 〜22:00)
ブランチ 11:00〜17:00(土・日)
年中無休

◆雰囲気
ロティは「モダン アメリカン ブラザリー」と銘打っていますが、フランスのブラッスリーのイメージとはかなり異なります。
レストランは六本木のピラミデビルの1階にあり、ガラス張りですので、中の様子がよく見えます。ピラミデビルは中央が広場になっていて、一番上の写真のように、レストランの周りにはテラス席もあります。おだやかな季節で天気が良い日は、欧米人客にはテラス席の方が人気が高いようです。

レストランに入ると、左手に手前からレセプション(ショーケースにはテイクアウトもできるパティスリー類が納められています。)&キャッシャー、カウンター席、キッチン(手前に大きなロティサリーがあり、串刺しされたチキンがぐるぐる回っています。目の前のカウンター席に座ると多少熱気を感じます。)があり、右手にはコート掛け、ワインラックがあります。真っ直ぐ進み右手に曲がると2番目と3番目の写真のダイニングルームになります。

ロティ ピラミデ ダイニングルームは正方形に近く、奥の壁際はベンチシートで、他は一般のテーブル席になります。テーブル、椅子ともライトブラウンのモダンなデザインのもので、造りはしっかりしていて、座り心地もまずまずです。
床は磨かれた白木風の仕上げで、壁は白の塗装仕上げ(?)、天井はスケルトン仕上げなので天井は高く、パイプ類は白く塗装されています。壁にはモダンな絵が飾られていますが、これは定期的に入れ換えられ、絵の販売もしているようです。
インテリア全体の印象としては、このレストランの料理にふさわしくモダンですが、冷たい雰囲気はなく、落ち着いた雰囲気にまとまっています。

照明は、スケルトンの天井にハロゲンランプのスポットライトを取り付けてあり、ダイニングルーム全体は多少暗く感じますが、各テーブルの上を明るくしていて、食事をするには十分な明るさを確保しています。BGMは中程度の音量でブルースなどの曲が流れていました。

テーブルウェアは次の通りです。カジュアルなレストランなので、ライトグレーのクロスの上に紙のクロスを敷いてあり、ナプキンも紙でした。食器はロティのロゴ入りの白の業務用食器、ワイングラスは中容量のもので、ナイフはロースト料理が売物なので、木のハンドルの肉料理に適したものです。他に塩とペッパー入れが置いてありました。

レストルームは、ダイニングルーム入口付近の、キッチンに向かって右手に一室あります。壁は白と黒の2色で塗り分けられ、床はダークグレーの小口タイル仕上げでした。照明はダウンライトを使い、黒の洗面カウンターには液体石鹸とペーパータオルの用意があり、観葉植物も置かれていました。

サービスに関しては次の通りです。欧米人客が多いせいもあるのか、全体にフレンドリーで明るい応対です。席が70%程度埋まった状況で、料理の出される間隔は適度で、グラスのワインの量にも気を配っていました。ただ満員の時は若干目配りが不足する時もありますので、その時はサービススタッフを呼びましょう。入出店時の出迎え、送り出しも丁寧で気持ちよく利用できます。料理に関して質問しても、サービススタッフで対応できないときは、シェフに聞きに行くなど熱心に対応してくれました。
客層ですが、とにかく欧米人客の比率が高いレストランです。このレストランは何度か利用していますが、週末のディナーで、私たち以外はすべて欧米人客で占められていたことがありました。

◆価 格
ランチ ¥2,500
ディナー/ブランチ
 アラカルトの主な価格帯
  前菜・スープ ¥700〜¥1,600/魚・肉料理・パスタ ¥1,400〜¥2,500
  デザート ¥700/コーヒー ¥500/ティー・アンフュージョン ¥600

ロティ ピラミデ ◆料 理
近年は世界各地の料理が融合し、単にフレンチ、イタリアン、エスニック、和食などという単純なジャンル分けでは、しっくりこないレストランが多くなってきました。このロティというレストランは、あえて言うなら、近年流行のエスニック風味を取り入れたイタリアン風料理(一般にはフュージョンキュイジーヌと呼ばれています。)とロースト料理(ローストチキンが売物で、付け合せ、ソースが選べました。)が主体のレストランと言えます。ソースを重視して手間をかけたフレンチとは異なりますし、独特の香辛料も使うようでイタリアンとも異なります。盛り付けはソースがほとんどないフュージョンキュイジーヌによくある立体的なものや、イタリンのようなシンプルなものが見受けられます。フレンチのようにソースでお皿に画を描くような料理はほとんどないようです。
欧米人のお客が多いため、パスタはそれほどでもないですが、一品料理の量が多いので、注文の時にポーションを確認したほうが無難です。

前菜の『ニュージーランド スモークサーモン カルパッチョ』は、中心にマッシュポテトを盛り付けていて、立体的なユニークなデザインです。良質なスモークサーモンには、ケイパー、レモン、ディル、クレソン、マーシュが添えられていました。ホースラディッシュ、荒挽きペッパーによるオーソドックスな味付けです。
前菜の『りんご、ブルーチーズ、ペカンナッツのサラダ』(スモールサイズ)は、巨峰、レッドオニオン、エンダイブ、レタス、トレヴィスなどがいろいろな新鮮野菜が入っていました。クミンとカイエンパッパーで味付けしたペカンナッツが味のアクセントになっていて、甘めのオリーブオイルを使ったドレッシングはこのサラダに良く合います。

パスタの『ロブスターズ ラバーズ パスタ』は、アメリケーヌソースをベースにエストラゴンとアサリを使ったソースで個性を出しています。ロブスターは想像していたより量がたっぷりしていました。
パスタの『ワイルド&クレージー マッシュルーム ラビオリ』は、ちょっと盛り付けが雑然としていましたが、パルメザンチーズの風味がたっぷりした濃厚なブラウンソースに、プリプリした舞茸、エリンギ、マッシュルームが入っていました。アルデンテに仕上がったラビオリにもパルメザンチーズが入っているようです。

パンは、特に温めていませんでしたが、なかなか香ばしくて美味しいパンでした。バターナイフの用意はありませんでした。

飲み物に関しては次の通りです。赤ワイン、白ワインともカリフォルニアを中心に、二十数種類(¥4,000〜¥9,000位)揃えています。グラスワインも数種類揃えています。価格帯は料理とのバランスが取れていますし、レストランとしては平均的な価格だと思います。なおビール、カクテルなどの飲物も勿論用意してあります

◆その他の情報
週末の夜は混み合いますので、予約は必須です。
ロティは都内にイタリアン、チャイニーズ、カフェなどのいろいろな業態のレストランを展開する(株)スティルフードの経営です。

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