◆場 所（港区六本木５−１８−２３ イナックビルＢ１Ｆ）六本木駅から外苑東通りを飯倉方向に向かい、ＡＸＩＳビルを越えて、右に曲がって数十ｍ行った左手のビルのＢ１Ｆです。駅の出口から徒歩６〜７分程度です。
地図はこちらです。
◆最寄り駅
地下鉄 日比谷線・大江戸線 六本木駅
◆電 話
０３−３５８９−００３５（ＦＡＸ ０３−３５８９−００３８）
◆営業時間
１１：３０〜１４：００（Ｏｒｄｅｒ ｓｔｏｐ）
１８：００〜２２：００（Ｏｒｄｅｒ ｓｔｏｐ）
日曜・祭日 １８：００〜２２：００
第一・第三日曜休み
◆雰囲気
右の写真（メニューの掲示があります。）の階段を降りていくと、レストランの入口です。Ｂ１Ｆにありますが、天井は高く、シャンデリア（アールデコ風）が取り付けてあります。ベージュ、茶系を基調としたインテリアで、高級感があります。ダイニングルームの一角をカーテンで仕切れるようになっていて、そこに、この店のシンボルになっているヴェネチアで購入したという絵皿が壁に飾られています。
高級店にしては、隣の席との間隔は狭く感じます。開店してから数年経ったせいか、壁が多少汚れていたり、小さな亀裂が入っている箇所もあります。またイスのクッションも結構へたっているので、部分的で良いからリニューアルしてもらえたらと思います。
レストルームはダイニングルームの入口近くにあり、コンパクトにまとまっています。
なおカトラリーは、クリストフルを使用しています。ワイングラスはリーデルではありませんが、容量の大きな、ワインを飲むのにふさわしいグラスでした。
サービスは丁寧で、テーブルの目配りもまあまあですが、常連客にはさらに親切といった印象が感じられるのが残念です。ただ城シェフはいつも席に挨拶に廻り、明るく気さくな人で、気持ちのいい応対をしてくれます。
問題なのは、いつも会計時に明細を示さないで、合計金額を見せるだけの不明朗な点です。
◆価 格
ランチ ￥３，５００／￥４，５００／￥６，０００〜￥８，０００（城シェフおまかせ料理）
ディナー ￥７，５００／￥１０，０００／￥１２，５００〜￥１５，０００（城シェフおまかせ料理）
アラカルトもあります。
サービス料 １４％
◆料 理
ランチの￥３，５００（前菜、ポタージュ、魚料理）、￥４，５００（前菜、魚料理、肉料理）は数品の中から選択するタイプで、ディナーは決められた内容になります。
ここの料理を食べると、フランス料理は素材とソースのハーモニーで成り立っているということが実感させられます。手間暇かけたソースと一緒に、すずき、鴨、仔羊などを食べると、口の中が得も言われぬ満足感でいっぱいになります。それほど城シェフの作り出すソースは、オーソドックスですが、素材の持つ旨みをより引き立てていると言えます。
レカン時代に有名になった『仔羊のパイ包み マリアカラス好み』もこのヴァンサンでアラカルトで食べることができます。相談すれば、ディナーコースに組み込むこともできるはずです。
フロマージュに関しては、一通り揃っていますので、特に不満はないと思います。
ワインの品揃えも豊富ですし、値段も平均より多少安く感じました。
◆その他の情報
城シェフはクラブデトラントの会員で、パリの『マキシム・ド・パリ』で修行し、銀座『レカン』のシェフを経て、ヴァンサンのシェフになっています。
開栓料を払えば、ワインの持ち込みも可能ですので、家のセラーに高価なワインをストックしている人は、積極的に持ち込んではいかがでしょうか？。
車で行く場合、店の前のＡＸＩＳビルに駐車場があります。