アラン・ウォンズ ハワイ(ハワイ リージョナル キュイジーヌ)


アラン・ウォンズ ハワイ
◆場 所(千葉県浦安市舞浜1−4 イクスピアリ 1Fガーデン・サイト)
JR京葉線舞浜駅で降りると、左手にイクスピアリの建物が見えます。イクスピアリのショップ・レストラン配置は非常に複雑で説明は不可能ですが、レストランのあるガーデン・サイトは駅から見て一番奥のエリアで、ディズニーアンバサダーホテルの隣りになります。イクスピアリの2Fを奥まで進んで、シネマコンプレックスの「AMCイクスピアリ」脇のスロープを1Fまで降りていくとレストランがあります。
地図はこちらです。


◆最寄り駅
JR京葉線舞浜駅

◆電 話
047−305−5630(FAX 047−305−2475)

◆営業時間
11:00〜15:00(L.O.)
17:00〜21:30(L.O.)
   年中無休

◆雰囲気
アラン・ウォンズ ハワイ ハワイのレストラン大賞 ハレアイナ・アワードの「レストラン・オブ・ザ・イヤー」に何度も選出されている「アラン・ウォンズ ハワイ」の日本で唯一の支店です。シェフのアラン・ウォン氏はパシフィック・リム・キュイジーヌ(ハワイ リージョナル キュイジーヌ)のトップシェフとして有名です。
レストランは(株)オリエンタルランドの関連会社、(株)イクスピアリが東京ディズニーリゾートに開設した商業施設「イクスピアリ」内にあります。

レストランは一番上の写真(左端の奥の建物は、ディズニー・アンバサダーホテルです。)のように、イクスピアリの人工池に面していて、天井までのガラス張りとなっています。夜は写真のように美しくライトアップされます。
レストランに入ると直ぐにレセプションがあり、少し奥に進むとダイニングルームで、二面の天井まである大きなガラスの窓が先ほどの人工池に面しています。右手にオープンキッチン、左手奥にバーコーナーがあり、中ほどには幾つか仕切りがあり、ベンチーシートが設置されています。
天井は2Fまでの吹き抜けで開放感があり、二番目の写真のようにその吹き抜けには巨大なレイが飾られているというハワイのレストランを意識した装飾があります。全体にモダンで落ち着いたインテリアとなっています。

壁は二面がガラス張りですが、他の壁はオフホワイト色に仕上げてあり、床は石張り仕上げです。使われているテーブルは、テーブルクロスが必ず必要となる(テーブルトップは特に仕上げをしていない。)レストラン専用の安価なものとは違い、テーブルトップもきれいに塗装で仕上げられたダークブラウンの非常にがっしりした造りのものです。座面がベージュの布張りの椅子も同色で、同じデザインの大型でしっかりしたものでした。
隣とのテーブルの間隔は価格相応ですが、吹き抜けで、天井までの大きなガラス窓など、気持ちの良い開放感があり、気分良く食事が楽しめる雰囲気だと思います。

照明は天井から吊り下げられたシンプルなペンダントライトを主に使い、バーカウンターにはダウンライト(多分ハロゲンタイプ)、入口付近は間接照明を使っています。テーブルの上の明るさは抑え気味ですが、食事を楽しむには特に困らないと思います。BGMは白のBOSEのスピーカーから抑え目の音量でハワイアンが流れていました。

テーブルウェア関係は次の通りです。白の無名の食器を主に使い、一部はノリタケのもので、ワイングラスは中容量のものでした。カトラリーはイタリアのサンボネと肉用にドイツのヘンケルを使っていて、お箸が用意されることもあります。テーブルにはランプも置かれていました。

レストルームは店内になく、イクスピアリのものを利用することになります。一番近いレストルームはレストランを出て右手に進み、2Fと1Fを結ぶスロープの脇にあります。

サービスに関しては次の通りです。若手のスタッフが対応してくれましたが、全体にていねいな印象で、質問にも親切に答えてくれます。席に着くとナプキンを膝にかけてくれるのもうれしい配慮です。席数が多いレストランで、スタッフの人数もそれほど多くありませんが、満席の状態でも、タイミング良く料理がサービスされ、グラスのワイン、水の量に注意しているのがわかりました。入出店時の応対は普通ですが、気持ちよく利用できるレストランと思います。

◆価 格
ランチ ¥3,500(前菜、主菜、デザート、食後の飲み物)
ディナー
 テイスティングメニュー   ¥6,500(前菜2品、パスタ、魚料理、肉料理、デザート、食後の飲み物)
 アラカルトもあります。アラカルトの主な価格帯
  前菜 ¥1,300〜¥2,100(8種類位)/主菜 ¥2,700〜¥4,000(10種類位)
   サービス料 10%

◆料 理
アラン・ウォンズ ハワイ 料理はフレンチとイタリアンをベースに、エスニックで使われる香辛料も取り入れたフュージョンキュイジーヌと同傾向の料理ですが、醤油、味噌、山葵など、日本の調味料を隠し味に使っていてます。このあたりが、パシフィック・リム・キュイジーヌ(ハワイ リージョナル キュイジーヌ)の特徴なのでしょうか?テイスティングメニューは料理が決まっていますが、品数が多く(全体の量は普通の人には充分だと思います。)興味深い料理が揃っています。アラカルトも豊富ですので、好きな料理を楽しみたい人にも向いています。多少エスニック風味が多いように感じますが、ユニークな味付けと変化に富んだ素材の使い方で、なかなか面白い料理が楽しめるレストランだと思います。
以下の料理はテイスティングメニューのものです。

前菜の『カニとエビの湯葉ロール はちみつ ナンプラーのディッピングソース』は、ピリ辛と酸味の効いたソースが添えられ、湯葉ロールに良く合います。湯葉ロールにはカニ、エビ、野菜が豊富に入っていました。シンプルな料理ですが、前菜としてなかなか良く考えられた料理だと思います。
前菜の『チキンとファオアグラのパートフリック ミックスグリーンサラダ添え ホイシンバルサミコドレッシング』は、チキンはそぼろ状でフォアグラの存在感は少ないですが、味のバランスは良いと思いました。クミンの風味が少しあり、オリーブオイルはあっさりしています。サニーレタスとかいわれ大根が添えてありました。

パスタの『エビとホタテのオリキエッテパスタ ミソクリームソース』は、ミソクリームソースということで、どんな味なのか興味津々でしたが、味噌の風味は隠し味程度の、甘めのクリーミーなソースです。辛味も控え目でホタテが新鮮でプリプリしていました。
魚料理の『むつのパンロースト アジアンラタトゥイユ ラブチョンチリソース』は、甘目に仕上げた魚に辛味の効いたソースで、エビのチリソース(これほど辛くありませんが)を思い出させました。魚の下にラタトゥイユのようなものが隠れています。

肉料理の『牛ロース肉のグリル かいわれ、クレソンのサラダと里芋添え オリエンタルソース』は、牛ロース肉の上にクレソン、かいわれ大根、生姜がのっていて、この料理も甘辛に仕上げています。牛ロース肉の下に見えるのは付け合せの里芋で、食感の違いが楽しめます。

パンは一般的なものですが、温めてあり、バターではなく卵黄とオリーブオイルがミキシングしたものがサービスされました。
デザートの『トリオ ザ デザート パンプキンプリン、オレンジシブスト、リゾットのアイスクリーム』は、一品の量は少なめですが、写真のように個性的な盛り付けで、甘さも控え目で楽しめました。3種類のデザートの中ではリゾットのアイスクリームが興味深いですが、通常のアイスクリームと食感が異なるだけで、一般的なリゾットという印象とは異なります。

食後の飲み物はコーヒー、紅茶が選べ、少ないですがプティフールもサービスされました。

ワインの品揃えは次の通りです。アメリカ・ナパのワインを主に揃え、一部フランス産のものを用意していました。ボルドー他が数種類(¥3,500〜13,000位)、カベルネソーヴィニヨンが数種類(¥4,000〜¥35,000位)、メルローが数種類(¥3,500〜¥9,000位)、ピノノワールが10種類位(¥4,500〜¥12,000位)、ジンファンデルが2〜3種類(¥7,000〜¥11,000位)、シャルドネが10種類位(¥4,000〜¥13,000位)、ソーヴィニヨンブランが数種類(¥4,500〜¥7,500位)、リースリングが2〜3種類(¥4,000〜¥5,500位)、スパークリングワイン・シャンパーニュが数種類(¥4,000〜¥1,8000位)と種類は豊富で、他にデザートワインの用意もあり、料理の価格とのバランスも良いと思います。

◆その他の情報
イクスピアリ内でも雰囲気が良いレストランで人気がありますので、予約は必須(特に週末)です。
レストランを利用すると、駐車場のサービスがあります。

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