アルベルゴ・バンブー(イタリア料理)


◆場 所(神奈川県足柄下群箱根町仙石原984−4)
品の木バス停で降りて国道138号を仙石原交差点方向に歩きます。徒歩2〜3分程度で右手にレストランの案内板がありますので、138号を横断してその横道に入ります。緩い坂道を登り最初のT字路を右に曲がると20m位でレストラン敷地の門になります。
車で行く場合、御殿場方面からは仙石原交差点を過ぎると、138号のその看板のところで左折、箱根湯本方面からは138号を宮ノ下経由で箱根ハイランドホテルを越えるとその看板がありますので、そこで右折してください。
地図はこちらです。


◆最寄り停留所
箱根登山鉄道(小田急線乗入れ) 箱根湯本駅から桃源台行 箱根登山鉄道バスで品の木バス停下車徒歩5分

◆電 話
TEL 0460−4−3311/FAX 0460−4−3312

◆営業時間
11:30〜14:30/17:30〜22:00(Last Order 20:30)
   年中無休

アルベルゴ・バンブー
◆雰囲気
重厚な格子の門からレストランの敷地内に入ってクリーム色の外壁の建物(右の写真)を見上げると、イタリアの豪華な別荘に迷いこんだような雰囲気にさせてくれるレストランです。これほどまでエレガントにイタリアの邸宅を再現したレストランを他に知りません。箱根の豊かな緑に美しくとけこんだその建物は一見の価値があります。
門のところにポーターがいて、名前を告げるとレセプションに連絡を取ってくれます。正面の大きな大理石の階段を上って建物に入るのですが、この美しい手摺を持つ階段を上がる時の高揚感は他のレストランでは経験できないものでしょう。建物の右手には季節の花が丁寧に植栽された花壇もあります。大理石の階段を上り切ると、左手にガーデンパーティが開ける伊勢砂利(多分)が敷き詰められた庭園が目に入ります。この庭園はダイニングルームで食事しながらも見る事ができます。ところどころに置かれたテラコッタのプランターもきれいに寄せ植えされていて、ガーデニングが好きな人にはいろいろ参考になります。
建物の入口は重厚なマホガニーの扉で、美しい彫り物や金具がありこれも目を楽しませてくれます。フロントは扉を開けたロビーの正面にあり、右手にウェイティングスペース、左手がダイニングスペースになります。食卓の準備が整うまで、ウェイティングスペースで待つことになりますが、リゾート気分の明るく上品な雰囲気でくつろげます。

ダイニングルームに案内されると、二層吹き抜けの開放感がある空間に目を奪われます。壁のフレスコ画、大理石のシャンデリア、両サイドの装飾された鉄の手摺の階段がとても印象的な素晴らしいインテリアです。色調も椅子や庭に面したフレンチドアを含めて淡いクリーム色で統一され落ち着いた雰囲気を持っています。床は磨き込まれた大理石で、窓際の天井のドレープした白いファブリック(やわらかい照明効果もあります。)は独特の雰囲気を作っています。数十名以上の席数の大きなダイニングルームですが、テーブルの間隔も広くゆったりと食事が楽しめます。ところどころに置かれたイタリアの重厚な家具もインテリアを上質なものにしています。
レストルームはロビーの階段を降りて地下にありますが、途中にワインセラーがあり、ガラス扉越しに眺めることができます。地下のレストルームというのも何となくイタリア的で、豪華なインテリアではありませんが、雰囲気がなかなか良いので、用がなくても利用してみることをお勧めします。
食器はイタリア料理店定番のリチャードジノリです。ワイングラスはリーデルほど容量はありませんが、ワインの味、香りを引き出すには特に問題のないレベルのグラスです。

サービスに関して、フロアマネージャーの人は料理・ワインのアドバイスが的確で信頼がおけるので、料理やワインについて相談してみましょう。それに比べると他のカメリエーレ、カメリエーラは特にミスもなく丁寧な応対なのですが、慣れていないのか、ちょっと頼りなげな印象です。料理、ワインのサービスを何となく恐る恐るしている感じがします。なおレセプションの応対は親切でしたので、気持ち良く入出店できました。

◆価 格
ランチ  ¥3,500〜¥6,000
ディナー ¥8,500〜¥12,000  夜はアラカルトもあります。
   サービス料 10%

◆料 理
料理は沼津港からの魚介類、三島の有機野菜、自家製ハーブなどの、素材の良さを殺さないで、丁寧に調理したものです。日本人には誰にでも受け入れられる素直な料理ですが、イタリア料理にしては、インパクトがなくて印象が薄いと感じる人もいるでしょう。コースの料理の量も少なめですので、物足りないと感じるかもしれません。
ただナチュラル指向の料理は、清々しく、魚、野菜の火の通し方も的確で、盛付けもきれいでした。オリーブオイル、ニンニクの使い方も控えめで、南イタリアの料理とも異なる、日本的な繊細なイタリア料理です。クリームやバターを使った北イタリアの重たい料理が苦手な人には特に向いています。箱根という上品なリゾートの雰囲気に合った料理とも言えます。
ドルチェもいちご、生クリームなど素材の良さがはっきりわかる爽やかなもので、エスプレッソも丁寧に作られていました。なお最初に出されるパンは自家製で香ばしく美味しいのですが、追加でサービスされるパンは自家製ではなく普通のバゲットでした。

ワインの値段は平均レベルですが、品揃えは豊富で選ぶ楽しさがあります。ただワインリストから在庫のないワインが結構削除されているので、本来はもっと充実した品揃えのはずなので、早く補充してもらいたいと思います。

◆その他の情報
車で行く場合、レストラン敷地内に数台分の駐車スペースと徒歩1〜2分の場所に専用駐車場があります。
二階には十数名用の会食できる個室とベッドが置かれた個室(宿泊はできないので、披露宴等の控え室に使われるようです。)があります。希望すれば見せてくれますのでインテリアに関心のある方はどうぞ。

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