◆場 所(千葉県佐倉市臼井1567−2) 駅から歩いて行くのは時間がかかるので、車で行く方法を書きます。 臼井駅の駅前広場を出て、左手のジャスコを見ながら、こぶし通りとの交差点(二つ目の信号のある交差点)を左折します。こぶし通りを佐倉駅方向に進み、鳳翔団地の交差点を右折します。少し進むと左手の高台にレストランが見えてきますので、レストランの専用道に入って行くと駐車場に着きます。 地図はこちらです。 ◆最寄り駅 京成電鉄成田線 臼井駅から車で10分弱。 ◆電 話 TEL 043−489−8951 ◆営業時間 11:30〜14:30(L.O.)/17:30〜21:00(L.O.) 水曜休 ◆雰囲気 千葉県では珍しい本格的な一軒家のリストランテです。この付近は新興住宅地で道路はきれいに整備されていて、近くには東急不動産が開発した高級住宅地もあります。600坪の大きな敷地には建物がゆったりと配置されており、都心では決して望めない空間です。 右上の写真のようにエントランスはきれいに整備され、クリーム色の建物は豪華というわけではありませんが、自然の中の南仏風の建物はとても爽やかな雰囲気を漂わせています。建物の右の平屋部分がメインのダイニングルーム、左の二階建部分には個室(二層吹き抜けのスペースで、普通のダイニングルームとして使用することもあります。)があり、中央に入口があります。また平屋部分の奥はテラスになっていて、テラス席もあります。 レストランに入ると正面にガラス張りのキッチン、右に進むとメインのダイニングルーム、左手後ろにバーコーナー、左手にレストルームと個室があります。この建物は窓が多いので、いたるところから光が入り、ランチで利用するにはとても気持ちの良い空間です。 メインのダイニングルームは右の写真のように板張りで各テーブルも余裕を持って配置されています。基本的にダイニングルームの両側に4人掛けのテーブルが並んでいます。窓も広く開放感のあるダイニングルームはインテリアも木をを生かして、品良くまとまっています。 椅子やテーブルの作りもしっかりしていて、落ち着いて食事ができます。 照明はブラケットと白い布を通した明かりを使っています。昼の利用でしたので、明るさが適度かは判断できません。 テーブルウェア関係は、食器がリチャードジノリ&その他ですが、テーブルクロスは布クロスにビニールを重ねて、画鋲で止めていて、ナプキンも紙でした。昼の利用ですが、価格的には都心のリストランテとそれほど変わらないのですから、もう少しグレードアップしてもらいたいものです。 なおレストルームは清潔感はありますが、ごく普通のインテリアです。 サービスに関してですが、利用した日は次から次にお客が来るという感じで、メインの料理を食べる頃にはテラス席を含めて満席でした。サービスを担当していた人は女性二人で、正直なところ、満席状態でこの人数で充分なサービスをすることは不可能です。厨房ははシェフが数名いましたので、料理が滞ることはありませんでしたが、料理を運ぶだけで、料理やワインの説明、アドバイスなどはほとんどありません。特にソムリエもいないので、メニューと飲物リストを渡して注文を受けるだけです。この地域の一流のリストランテとしての地位を確立するには、もう少しサービスに力を入れた方が良いでしょう。 なおパスタ料理の時にシェフがダイニングルームに来て、サマートリュフを磨りおろしてくれるサービスはシェフとの会話も楽しめ、今後も続けてもらいたいと思います。 ◆価 格 ランチ ¥2,950/¥3,950/¥5,500 他にパスタコースあり。 ディナー ¥3,950/¥5,500/¥7,500〜(シェフのおまかせ料理) 昼はコース料理のみで、サービス料なしでした。 ¥3,950のランチコースの構成 アンティパスト、パスタ二品、魚または肉料理、ドルチェ、食後の飲物 ◆料 理(ランチでの利用です。) ランチコースの料理は数品から選択するスタイルですが、料理により追加料金が必要です。全体にコースの構成、使っている素材は満足できるもので、量も普通の人にはまずまずでしょう。ただドルチェの場合、ディナープレートを使わないで小さいお皿で出されたので、印象的には少ない感じがします。 アンティパストは素材の味をしっかり生かし、食欲を高めてくれるもので、数品の盛り合わせだったので、いろいろな味も楽しめました。パスタはシェフが入れてくれたサマートリュフの香り(香りが少ないトリュフのはずですが)がとても印象的で、パスタの茹で加減もちょうど良いと思います。メインの子羊の料理は火の通り具合、ハーブとの味のバランスも良く、量もしっかりありました。 ドルチェは各種ケーキとシャーベットの盛り合わせで、オーソドックスなものでしたので、もっとシェフのアイデアを生かした斬新なものを期待したいものです。 パンは自家製で、付き出しがわりにフォカッチャも用意されます。どれも美味しく食べ過ぎる恐れがあります。 ワインの品揃えは赤が二十数種類、白が数種類程度、スプマンテが二種類とまだまだ充実していませんが、今後敷地内の地下に大きなワインカーブを造る予定のようなので、今後の展開に期待しましょう。まだ現状はワインリストではなく飲物リスト(カクテル、ビールなども記載)になっています。価格はフルボトル¥3,500位から揃っていて、レストランとしては安い価格設定です。グラスワインも¥600〜700でした。 ◆その他の情報 週末は混雑しますので、昼も含めて予約が必要です。 駐車場は十分なスペースがありますので、不足することはまずありません。 山田直樹シェフは佐倉市内の『カピサノ』で活躍して有名になり、独立してこの店をオープンしています。 カステッロのページへ |