ラ・フォーレ 箱根ハイランドホテル(フランス料理)


ラ・フォーレ 箱根ハイランドホテル
◆場 所(神奈川県足柄下郡箱根町仙石原品の木940)
車で行く場合、東名高速御殿場インターチェンジで降りて、箱根方面に向かいます。仙石原交差点を直進し、800mほど進む(箱根ガラスの森より手前)と、右手にホテルがあります。ラ・フォーレはホテルのロビー階にあります。
地図はこちらです。


◆最寄り駅
箱根湯本駅で「湖尻・桃源台行」の箱根登山鉄道バスに乗り、「品の木・箱根ハイランドホテル」バス停で下車。

◆電 話
TEL 0460−84−8541

◆営業時間
11:30〜14:30/17:30〜20:30

◆雰囲気
箱根ハイランドホテルは小田急電鉄系のホテルで、仙石原の「箱根ガラスの森」のすぐそばにあります。新宿から発着する小田急の箱根高速バスに乗ればホテルの前で乗降でき、非常に便利なリゾートホテルです。
ホテルは近年、フロントロビー、客室、レストラン、ラウンジなどホテル全体を大改装し、温泉浴/スパを新設するなどリゾートホテルにふさわしい設備を備えるようになりました。

  箱根ハイランドホテルのツインルーム

レストランも「フレンチ・ジャポネ」を謳ったモダンで落ち着いたインテリアのフレンチレストランに生まれ変わりました。ラ・フォーレはこのホテル唯一のレストランで、ホテルには和食等のレストランはないので、夕食はここで頂くことになります。なお朝食は和定食が選べますが、食事の場所は別になります。

  箱根ハイランドホテルでの朝食

レストランはホテルのレセプションと同じフロアにあり、レストランに入ると左手にレセプション&キャッシャーがあり、予約リスト(レストランは時間指定の予約制です。)をチェックしてくれます。
レストランは三つのダイニングエリアに別れています。レストランに入って奥に進み、斜め左手にあるエリア、レストランに入ってすぐ右の腰壁とガラスで仕切られたエリア(一段高くなっています。)、その隣で庭に面したエリアの三つです。窓は床から天井近くまであり、明るく開放感にあふれています。夜は中庭のイルミネーションも楽しめます。レストランの窓のそばの屋外のテラスには「ガーデンブロッシュ」と呼ばれる薪火のかまどがあり、料理によって肉や魚はここで調理されます。

インテリアは写真のようにゴールドに近いクリーム色をベースに、ブルーを所々に取り入れた、明るく品の良いものです。インテリアのテーマは「モーツアルト」で絨毯の模様はモーツアルトの楽譜や筆跡です。モーツアルトの肖像が入ったポスターも飾られています。

照明はダウンライト、ブラケット、スタンドが使われていて、全体に適度な明るさで、テーブルの上も明るく、落ち着いて食事が頂けます。BGMは静かな音量でクラシックが流れていました。

テーブルウェアに関しては次の通りです。しっかりしたテーブルの上にクロスが2枚かかり、食器はハイランドホテル・オリジナルのモダンなものでした。この食器はホテルの売店でも販売していました。グラスは無名のものの他に、ショット・ツヴィーゼル(SCHOTT ZWIESEL)が使われていました。カトラリーの他に箸の用意もあります。またテーブルの上にはガラスの容器に入った蝋燭も飾られています。

サービスに関しては次の通りです。高級ホテルにふさわしく、全体に丁寧な物腰とサービスで好印象でした。客数に対してまずまずのサービススタッフがおり、テーブルへの目配りは十分でした。但し夕食の時間は指定制で、席に余裕があっても、スタッフの人数の制約のためか、一定の客数で制限しているようです。料理の出される間隔も適度で、入出店時の対応も申し分ありません。

◆価 格
ランチ  ¥3,800/¥4,800/¥6,000
ディナー ¥6,500/¥7,500/¥8,000/¥10,000
  アラカルトもあります。 サービス料15%

ラ・フォーレ 箱根ハイランドホテル ◆料 理
ラ・フォーレの「フレンチ・ジャポネ」という料理は、和とフレンチを融合させた料理ということになっていますが、フレンチに和の素材や技法を大胆に取り入れた料理と言えると思います。見た目は完全にフレンチです。伝統的なフレンチは苦手で、和食が好きな人も受け入れられるのではないでしょうか?
コースの料理の基本的な内容は決まっていますが、苦手な食材がないか聞いてくれます。 またコースによってはメインの料理が選べます。どの料理も食材本来の味を生かした軽い仕上げで、日本料理向きの食材もフレンチに昇華させていました。食材は地元の野菜、魚介類の良質なものを使っています。コースの料理は一品の量は若干少な目ですが、全体で見ると普通の人には十分な量と思います。
下記の料理は「ラ・フォーレ」コースのものです。

『旬の一口オードブル』は、柔らかい蛸をあっさりとバルサミコ酢で仕上げた一品でした。
前菜の『相模湾地鯵のマリネと夏野菜 山芋のジュレ仕立て』は、ジュレがなければのような和食のような味わいで、マリネと言っても鯵本来の味が支配的で、お刺身に近いものです。
スープの『三陸産”松藻”のコンソメと鮎並の葛叩き添え』は、スープというよりは魚料理に近く、藻の風味がうまくコンソメに溶け合い。香りも素晴らしい一皿でした。旬の鮎並も滋味豊かな味わいです。

魚料理の『沼津朝市直送 新鮮魚介料理』は、鯛をトマトを効かせたソースで頂きます。この料理はオーソドックスなフレンチで鯛の火入れも申し分ありません。
肉料理の『仔牛のフィレの薪火焼き 香草風味』は、「ガーデンブロッシュ」で焼かれたものです。余分な脂が落ちさっぱり香ばしく仕上がっていました。肉質は普通で、特に柔らかとは言えないでしょう。
パンは、自家製を3種類程度用意してあり、どれも香ばしくて美味でした。
『季節の薫るデザート』は、レモンのシャーベットとチーズ風味のケーキとの組み合わせでした。適度な甘さで、盛り付けはきれいですが、食事のフィナーレとしては、もう少し量が欲しいと思いました。
コーヒーは、酸味、苦味のバランスが良いものでした。残念ながらプティフールのサービスはありませんでした。

◆その他の情報
ペット(犬)と一緒に泊まれるコテージがあり、庭園にはドッグランもあります。
庭園に貸切の露天風呂があります。

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