◆場 所（静岡県賀茂郡河津町見高今井３５−１）
東京から車で行く場合、東名高速→小田原厚木道路→西湘バイパス→真鶴道路→熱海ビーチライン→国道１３５号を利用します。国道１３５号は下田まで続く伊豆半島東海岸沿いの道路で、今井浜東急リゾートは国道１３５号に面しています。渋滞がなければ、熱海から１時間半くらいで到着します。
地図はこちらです。
◆最寄り駅
伊豆急行「今井浜海岸駅」または「河津駅」
伊豆急行「河津駅」から今井浜東急リゾートへ無料シャトルバスが運行されています。伊東寄りの「今井浜海岸駅」の方がホテルに近く、歩いて行くことができますが、特急列車は停車しません。
◆電 話
ＴＥＬ ０５５８−３２−０１０９（ＦＡＸ ０５５８−３２−１６６８）
◆営業時間
１１：３０〜１４：００（ラストオーダー）／１７：００〜２１：００（ラストオーダー）
◆雰囲気
今井浜東急リゾートはその名の通り東急ホテルズの一員で、同じ東急グループの伊豆急行沿線にある老舗のリゾートホテルです。海水浴のできる海岸に面していて、直接ホテルから砂浜に行き来でき（ホテルのプライベートビーチ的な砂浜です。）、屋外プールもあることから、夏期の利用が多いホテルですが、温泉施設も充実しているので、通年利用しても楽しめるホテルです。ほとんどの客室はオーシャンビューで、朝日が昇るところが見られます。最上階の７階・８階の客室は自然回帰をコンセプトにしたフロアに改装されていて、居心地の良い爽やかな客室になっています。
今井浜東急リゾート ナチュラルリカレンスフロアのスーペリアツインルーム
このホテルのレストランにはフランス料理の「シャングリ・ラ」、ステーキハウス「舞子浜」、日本料理店の「あづま」があります。（他にバー、ティーラウンジがあります。）なおリゾートホテルのため季節や休日により、レストランの営業形態が異なるので、注意が必要です。
日本料理店の「あづま」は基本的に会席料理のレストランで、夕食は予約制となります。レストランはホテルのレセプションより２階ほど下のフロア（海岸と同じレベル）にあり、石畳のアプローチを進んでレストランに入るとキャッシャーがあり、さらに進むと右手に幾つか個室があり、左手に写真の１００名は入れるダイニングルームがあります。ダイニングルームは海側の庭園に面していて、夜は庭園に置かれた演出用のかがり火 松明が庭園を照らしています。
ダイニングルームは写真のようにところどころに仕切りがありますが、テーブルの間隔、通路は非常にゆったりしていて、天井も高く、落ち着いて食事が頂けます。
照明は写真のようにダウンライトと大きな丸いペンダントライトの組合せでフラットな照明です。全体に適度な明るさで、食事を頂くには問題ないですが、印象に残るようなライティングをしてみてもいいのではないでしょうか？
テーブルウェアに関しては、折敷の上にオーソドックスな和食器（陶器、磁器、漆器、ガラス器）を配膳する一般的なもので、特に印象に残るものではありませんでした。
サービスに関しては次の通りです。リゾートホテルにふさわしく、全体に丁寧な物腰とサービスで、いろいろ気を使ってくれました。入出店時の対応も丁寧です。閑散期の利用で、席は２割ほどしか埋まっていませんが、テーブルへの目配りは十分で、料理の出される間隔も適度でした。
◆価 格ランチ ￥２，３００〜
ディナー ￥６，９３０〜 季節により異なります。アラカルトもあります。
◆料 理
あづまの日本料理は伊豆という食材に恵まれた条件を生かした、オーソドックスな会席料理でした。食材は地元の野菜、魚介類の良質なものを使っています。ユニークな料理というわけではありませんが、旬の食材の持つ特徴をていねいに引き出していると思います。量的には一品の量は若干少な目に感じます。
会席料理の基本的な内容は決まっています。下記の会席料理は「駿河」のものです。
先付・前菜の『温かい豆乳玉〆 べっこう餡掛け・零余子白和え』は、写真ではわかりにくいですが、たくさんの素材を使ったいろいろな料理が楽しめる前菜で、どれも上品な味付けで、日本酒にぴったりの相性でした。豆乳玉〆の餡の塩加減が強い場合が多いのですが、これはとてもまろやかな味付けでした。
吸い物・お造りの『沢煮椀・赤身魚と白身魚盛り合わせ』は、量は少なめなのが残念ですが、何といってもお刺身がとても新鮮で上質なことが印象的です。沢煮椀は牛蒡、大根、人参など旬の野菜の味が生かされていました。
焼き物の『金目鯛と鰤の重ね焼き』は、伊豆東海岸では料理によく出される金目鯛と旬の鰤を組合せていました。どちらもよく脂がのっていて、うまみが凝縮されているようです。
煮物の『白菜信田巻き煮』は、里芋、牛蒡、蕪、人参など旬の野菜を白菜で巻いて煮た料理でした。餡掛けはとてもまろやかで上品なお味でした。
揚げ物の『金目鯛変り巻き揚げ』は、抹茶塩で頂くあっさりした金目鯛の天麩羅でした。天汁もあっさりしています。
◆その他の情報
客室から温泉施設に直接アクセスできるエレベーターがあり、部屋着で行き来できます。
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