◆場 所(東京都港区台場1−9−1 ホテル日航東京3F) 新交通システムゆりかもめ 台場駅で降りると目の前にホテルがあります。駅を降りて2Fのロビーに入ると、左手奥に3Fに行くエスカレーターがあります。3Fに上がるとレストランの入口があります。 地図はこちらです。 ◆最寄り駅 新交通システムゆりかもめ 台場駅 ◆電 話 TEL 03−5500−5500/FAX 03−5500−2525(ホテル代表番号) ◆営業時間 11:30〜14:30/17:30〜21:30 年中無休 ◆雰囲気 「東京バルコニー」というキャッチフレーズのホテル日航東京は、お台場に帆を描いた独特のデザインの建物で、すべての客室には小さいながらもバルコニーがあり、ベイサイド側の客室からはレインボーブリッジがよく見えます。スパ(SPA然)の施設も充実していて、屋外のジャグジーにつかりながら、レインボーブリッジの夜景が楽しめます。東京の都心でリゾート気分が味わえるホテルでは一番ロケーションが良いと言えます。 SPA然の室内プールと屋外ジャグジー レストランはコンチネンタル料理、地中海料理、日本料理、天麩羅、鮨処、鉄板焼、中国料理、アジアンなど種類が多く、その中でテラス オン・ザ・ベイはフランス料理(コンチネンタル料理と謳ってはいますが、メニューを見るとフランス料理としか思えません。)のレストランです。大半のレストランはレインボーブリッジが見渡せる位置にあります、 「日本料理さくら」からの眺めと朝粥朝食 レストラン入口のレセプションで予約をチェックしてもらい、奥に進むと、左手に8名ほどが会食できる個室があり、さらに進むと一番上の写真のダイニングルームになります。ダイニングルームはレンボーブリッジに面しており、三番目の写真のようにテラス席もあります。 ダイニングルームは長方形で、ヨーロッパの邸宅をイメージしたというインテリアはベージュを基調とした落ち着いた雰囲気で高級感があります。床は茶とベージュの幾何学的な柄の入ったカーペット、壁はベージュ系の大理石(?)仕上げです。レインボーブリッジ側は大きなガラス窓で、屋外のテラス席の周囲はきれいに植栽されています。両サイドの壁面には写真のようにヨーロッパの整形式庭園が描かれています。 通路はゲリドンサービスやワゴンが通りやすいように広く取られています。全体に重厚なインテリアですが、照明、椅子のデザインなどに、どことなくアールデコ的というか、ビーダーマイヤー的なイメージの遊び心を取り入れているように思われます。食器のデザインにも、それが感じられます。 使われているテーブルは円形が多く、カップルが食事するのを基本としています。椅子の配置もできる限りレインボーブリッジが見やすいように配慮されていました。 テーブルウェア関連は以下のものを使用していました。しっかりしたテーブルの上にクッションマットを敷き、その上にテーブルクロスが2枚かけられています。食器はノリタケ、ナルミなどのリムに柄のある食器が、ほとんどの料理で使われています。最近のレストランでは、どんな料理でも白無地の食器を使い、料理のデザインに合わせて食器を選ぶということが、少なくなっていますが、このレストランは料理、インテリアに合わせて食器が選ばれています。グラスはショット・ツヴィーゼル(SCHOTT ZWIESEL)と無名のものの2種類、カトラリーはSANT ANDREAでした。テーブルの上にはシェード付のリキッドキャンドルのランプスタンドも置かれていました。 照明はアールデコ風なシャンデリア、ハロゲンライト(?)を使ったダウンライト(スポットライト)、間接照明などが使われていました。全体に落ち着いた印象を与えるライティングで、テーブルの上もスポットライトの効果で、適度な明るさでした。BGMは流れていませんでした。 サービスに関しては次の通りです。高級ホテルのフレンチレストランらしく、レセプションの対応、席への案内はスムーズでした。料理、ワイン選択のアドバイスも丁寧で、個室も使われた、ほぼ満席の状況で料理の出される間隔、テーブルへの目配りも十分です。ホテルらしい卒のないサービスですが、カップルのテラスでの記念撮影を手伝ったり、フレンドリーな対応もしてくれるようです。 客層ですが、20代、30代前半とおぼしき若いカップルが意外と多く、昨今のフレンチレストランの状況と違うので、不思議に思いましたが、リゾート的な雰囲気で若い人に人気のあるホテルであることと、このレストランで披露宴を挙げたカップルが、結婚記念に利用しているのかもしれません。 ◆価 格 ランチ ¥3,500/¥5,000/¥7,000 ディナー 主な価格帯 前菜 ¥1,600〜¥3,500/主菜 ¥4,800〜¥6,300/デセール ¥1,600 プティポーションが選べる料理もあります。価格は7割弱になります。 本日の特選素材 ¥4,200〜 ◆料 理 ホテルのフレンチレストランというと、保守的なイメージを抱きがちですが、このレストランはオーソドックスな料理だけではなく、イベリコ豚や旬の良質な素材を取り入れた、シェフのオリジナルなアイデアを生かした料理も多く、バラエティ豊かなメニューになっています。本日の特選素材をワゴンにのせて、お客様の席に運び、お好みの調理法で料理の注文を受けるというユニークな試みもしていました。料理の種類は多く、プティポーションを選べる料理も多いので、自在なコース内容にすることができます。 最初のアミューズはフロマージュの入ったサーモンのカナッペでした。 二番目のアミューズはヤリイカで酸味と苦味のバランスが良いものでした。 前菜の『鴨のフォアグラとフランス産鶉のコンフィ 大理石見立て ポルト酒風味』は、見た目がきれいな鶉とフォアグラのゼリー寄せです。ポルト酒風味と書いてありましたが、バルサミコ酢のように感じられ、意外と辛く仕上げていました。 魚料理の『オマール海老と帆立貝のソテー 季節野菜添え ボルドー産赤ワインのアクセント』(プティポーション)は、真ん中にジャガイモのピュレがのっていて、アメリケーヌソースと赤ワインのソースで仕上げられていました。オマール海老、帆立貝とも素材は良く、素材の旨みもしっかりしていましたが、ソースの味付けは辛く感じました。 肉料理の『フランス産バルバリー鴨のソテー グランメール風』(プティポーション)は、いろいろな茸、小玉葱が添えられていて、プティポーションながら、量はたっぷりしていました。ソースには醤油(?)が使われているようで、少し和風な味付けを感じさせます。バルバリー種の鴨なので、肉質はそれほどきめ細かくありませんでした。 パンは数種類用意してあり、温めていませんでしたが、香ばしい、料理に合わせやすいパンでした。バターではなく、粘土の高いオリーブオイル(ギリシャ産のようです。)が用意されました。 メインの料理の後には、お口直しにアヴァンデセールがサービスされました。 デセールの『赤フルーツのコンポート ヴァニラアイスクリーム添え シャンパン風味』は、テーブルでデセールの上にシャンパーニュをたっぷり注いでくれるという、素敵なプレゼンテーションの料理でした。 食後の飲み物は、コーヒー各種、紅茶などが選べ、プティフールのサービスもありました。 ◆その他の情報 ホテルのWEBサイトからオンラインでレストランの予約ができます。 リゾート的な立地なので、週末は早めにレストランの予約した方が良いでしょう。 ホテル日航東京のページへ |